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2006年1月31日 (火)

福沢諭吉のイソップ物語訳(齋藤孝教授著作より)

060131kado_jeanette_ryugakusei 060131kado_sakuraiayumi 060131kado_seito_humei 華道作品です。留学生のジャネッテさんのものが初めて飾られました。オーストラリアからやってきて10ヶ月ほど、よく華道を修得しているようです。

  • 今日が三年最終授業です。明日より期末テスト、三年間の集大成です。頑張ってください。そして3月3日の卒業式に向けて有終の美を飾るよう最後の精進をしてください。
  • 今朝早くから、ボランティア委員の皆さんが、大倉山商店街美化活動を行いました。月一回の恒例ですが、寒い中、本当にご苦労様です。

■ベストセラー「声に出して読みたい日本語」(草思社)で、有名になった齋藤孝教授(明治大学文学部)の著作に「座右の諭吉 才能より決断」(2004年11月、光文社新書)があります。

060131syoseki_zayunoyukiti_saitotakasi 福沢諭吉著「福翁自伝」から、諭吉の物の見方、考え方、そして生き方について触れた文章を抜粋のうえ、齋藤教授の解説を試みられたものです。一読をおすすめします。

その中に(18ページ)、福沢諭吉翻訳の「イソップ物語」二編が紹介されていますので、それを全文引用してご覧に入れます。文語体での翻訳を味わってください。

※原文はルビが振ってあって誰でも読めるようになっていますが、ここではルビが振れませんので、現代高校生でも読みやすくするために、難漢字、歴史的仮名遣いなどを、ひらがなや現代表記に改めました。ご了解ください。ぜひ原文に触れてみることもおすすめします。

(引用開始)

「夏の終りに生き残りし一匹のイナゴ、飢え寒さに耐えかね、半死半生のさまにてアリの家に来たり、見苦しくも腰をかがめて、『君が家にたくわえたる小麦にても大麦にても、ただ一粒を恵みて、この難渋を救いたまえ』と請い願いしに、一匹のアリこれをなじり問いけるは、『我らは夏の間にしんぼうして兵糧(ひょうろう)をたくわえしに、君においては更にその用意もあらず。長き夏中のその間は何事に日を送られしや』との尋ねに、イナゴも赤面し、『さればその事なり。夏の間はただ面白く月日を送り、朝(あした)には露を飲み夕べには月に歌い、花に戯れ(たわむれ)草に舞い、冬の来たらんとはゆめゆめ考えざりしなり』と答うれば、アリのいわく、『君の言葉を聞いては我らには別にいうべきこともなし。誰にもあれ、夏の間に歌舞飲食する者は冬に至りて飢え死ぬべきはずなり』と」(イソップ物語抄「アリとイナゴの事」・・・※引用者注;キリギリスではなくイナゴと訳されていますね)

「子供はあわて、村に帰りて『おおかみ、おおかみ』と声を限りに呼び叫べども、村の者は落ち着きはらい、もはや二度(ふたたび)はだまされぬぞとて見向く者もあらず。これがため数多(あまた)の羊はみすみす狼に取られければ、羊の主人はこのよしを聞いて大いに怒り、すぐにこの子供へ暇(いとま)をつかわしたり。右の次第にて、戯れ(たわむれ)とは言いながら、一度(ひとたび)の嘘をもって、この子は渡世(とせい)の道を失いたり」(同書「羊飼う子供 狼と呼びし事)

※いま大学四年生の本校卒業生、Cさんより、校長日記メルアドに就職内定の報告をもらいました。おめでとうございます。ほんとうは是非とも就職先をご紹介したいところですが、個人情報保護の観点から、我慢します。卒業生が大きくはばたく知らせは本当に嬉しく思います。みんな、頑張れ!

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