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2006年4月 8日 (土)

始業式

■本日始業式でした。(校長訓辞、教頭講話、新年度教職員紹介) 今日も写真が少なくて申し訳ないです。ご勘弁ください。その代わり、素敵なホームページをご紹介します。

 ※写真の書はいずれも教頭先生の筆になるものです。昇降口に掲示致しました。

校長訓辞では次のようなことを申しました。

中国の昔の詩人、孟浩然に〈春暁〉という詩があります。

その冒頭に「春眠暁を覚えず」というのがありますが、春はあたたかくなってきて、心地よく眠れるので、朝がきたのがわからないほどぐっすり眠ってしまうという意味です。よく寝坊のたとえに使われますが、そうではありません。

春眠 暁を覚えず(しゅんみん あかつきを おぼえず)

処処 啼鳥をきく(しょしょ ていちょうを きく)

夜来 風雨の声 (やらい ふううのこえ)

花落つること 知る多少ぞ(はなおつること しる たしょうぞ)

060408syungyo_kansi とつづきます。

春は朝がきたのがわからないくらい、よく眠れるが、朝早くから鳥が鳴くのを聞くことができる。昨夜から風雨が強いが、どれだけの花が散ってしまったことだろうかと寝床にいて、心が揺れる様をうたったものです。春は、それほど風情のある季節だという意味です。長い冬が終わって、春のすばらしさ、さわやかさを歌ったものです。皆さんにもしっかり春を迎えてほしいと思っています。

今年は二学年157名だけで学校生活を送ることになります。数字だけを考えると寂しい気持ちになりますが、皆さん、こういう言葉を覚えておいて下さい。

「友だちの価値は、多いか少ないかではなく、一人一人の絆の強さである。」という言葉です。060408tomodatinokati

昨年の5月28日に、私は「平成20年まで友だち同士、先生と生徒同士、うんと絆を強めよう。私とも絆を強めよう」と申しました。文字通り、今年も昨年以上にこの東横学園の教師生徒全員が絆を強める努力をするならば、私達の価値は日本で一番のものになる。それを作り上げることができれば、この大倉山で学んだ月日が必ずや誇りあるものになる。私が卒業した学校もなくなっているけれども、私は私の母校とそこで培った友情を永遠の誇りに思っています。皆さんにそういう誇りを持たせてあげたいと私は強く強く思って、これからの一年間を過ごします。以上です。

※春暁の詩の<啼鳥>にふさわしいホームページがありますので、アクセスなさってみてください。「小鳥のさえずるホームページ」です。さまざまな小鳥の鳴き声を聞くことができます。http://www9.big.or.jp/~mishii/

■教頭講話は、卒業生との会話を通して次のようなことを話されました。なかなか含蓄のあるお話でした。

春休みに卒業生と食事をしたが、そのなかで突然、「幸せって何でしょう」というのです。皆さんだったら、どう答えますか。なかなか答えるのに難しいことだけど、私は「幸せとは、人の幸せを考えることだ」と思います。自分の幸せを考えると、どうしても独り善がりになってしまって、知らないうちに人を傷つけてしまうことがある。そしてそのことに気がつくこともないまま月日をやり過ごしてしまうのです。

だから、自分の幸せを考えるというのは、実際は自分も他人も不幸にしてしまう道だと思っています。

何を「幸せ」と思うかは、人によってさまざまです。だから「人の幸せを考える」ということは、とても大変なことですが、私はみなさんといっしょに幸せを考えつづけていきたいと思います。

■最後に教頭先生が教職員紹介をしましたが、最初に昨年度いっぱいでご退任になった先生を紹介すると、エーッと悲鳴のような声が体育館に響きました。

担任紹介では例年と同じように、安堵の声あり、笑い声あり、拍手ありで、始業式らしい情景となりました。この先生方と手を携えて、在校生を力いっぱい育てていこうと思います。

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