古新聞より②;作家村上春樹の魅力
←生徒昇降口裏のアイリスがだんだん花盛りとなってきました。また山桜がすっかり青葉で包まれました。青葉に覆われた山桜を写真に収めたことは今までありませんので、アーカイブとして保存したいと思います。正門芝ザクラも真っ白に一面を染め上げるようになっています。
- 本日より放課後の体育祭の練習が始まりました。7校時補習講習時間と調整しながらの練習です。あと1ヶ月ちょっと、体育祭を盛り上げるために頑張りましょう。
プールも水が張られ、ただいま水温を28度にまで上げているところです。本校ボイラーでは、一日で2-3度しか温水を上げることができないので苦労します。5月1日には水泳部がプール開きをするということですので、管理員さんにご苦労いただいています。
■ノーベル文学賞を受賞した日本人といえば、川端康成さん、大江健三郎さんのお二人ですが、いま日本人三人目の作家として最も注目されている作家が村上春樹さんだそうです。
4月7日-9日付け神奈川新聞に「広がる村上春樹の魅力」という見出しで国際的な評価を受けている状況が紹介されています。
一昨年、昨年と相次いでその受賞者が、その年のノーベル文学賞に選ばれて注目されたチェコのフランツ・カフカ賞に、本年3月、村上春樹さんが選ばれたために、ますます今年のノーベル文学賞が期待されているようです。
でもフランツ・カフカ賞受賞者=ノーベル賞ということが続くと、カフカ賞にとっては名誉なこととはいえ重荷でしょうし、ノーベル賞のほうは自前の選考という使命感が薄れるようなことになって、両方にとって、あまり良いことにも思えないですね。・・・でも、今年は村上春樹さんにとって欲しい、そして来年からカフカ賞受賞者でない人から選べば良いのに・・・などと俗なる私なぞは思ってしまいます。
校長日記右欄で紹介している早稲田大学大久保孝治先生が「好きな作家」に村上春樹さんを上げておられますが、若いうちから評論家として鳴らした慶応大学の福田和也先生も夏目漱石以降、最も重要な作家という位置付けをされているそうです(←辞書サイト「ウィキペディア」村上春樹の項より)。
その福田和也氏は夏目漱石研究で有名な故江藤淳氏の門下ですので、その言や重しというところですが、(・・・でも<夏目漱石以来>という触れ込みは、<近代日本最大の>という形容句と同じことになり、いくら何でもという気持ちにもなりますが、それはそれとして)、大久保福田両先生のお墨付きとあらば、読んでみたくなりますね。・・・読んでみたくなる?そう、大変恥ずかしいことですが、村上春樹さんについては20年ほど前にベストセラーとなった「ノルウェイの森」の題名を知っているだけで、まだ読んだことがないのです。
それなのに、村上春樹さんをさもさも知っているかのようなそぶりでとりあげるなど、本当はおこがましいのですが、一読の決意を固めるためにも、神奈川新聞の古い記事を引っ張り出してみたところです。どうぞご寛容に。
※明日、明後日は校長日記を連休させていただきます。
※校長日記へのコメントは、右上の欄にあるプロフィール内メールアドレスからお願いします。
| 固定リンク
最近のコメント