« 福沢諭吉のイソップ物語訳(齋藤孝教授著作より);平成18年1月29日の記事再掲 | トップページ | 12月28日の夕日in大倉山 »

2006年12月28日 (木)

人間臭さと許されざること;平成18年2月6日の記事再掲

※再掲特集第二回です。※再掲特集期間(~1月6日まで)は、早朝の記事アップとしております。(通常は午後5時半)。

※以下の記事には(平成18年2月6日)、末尾に東横インに関する断り書きを載せています。ことがことだけに「懐かしい」というのは語弊がありますが、世相を振り返ることができます。

              •  
  • 東横学園の校歌です。(本校と東横中高とは校歌が同じです)。東横中高のホームページに歌唱入りで掲載されていますので、次のサイトのボタンをクリックしてください。歌唱が聞こえてまいります。卒業生の方々にも懐かしんでもらえるでしょう。

■プロ野球に、昭和40年代まで「西鉄ライオンズ」という福岡市を拠点とする球団がありました。今の西武ライオンズの前身です。

060206nisitetulions_engeki 左の写真を拡大してご覧ください。そのキャプションにあるように、九州のプロ野球ファンには、えもいわれぬ心情を覚える球団です。昭和30年代、<神さま仏さま、稲尾さま>の稲尾和久投手、<怪童>の中西太選手と並び立って豊田泰光選手がいました。今、「週刊ベースボール」に好評コラムを連載中の方です。

 そのコラムは、もう連載614回に及び、十年以上にわたります。本年2月13-20日号に興味深いエピソードを紹介しておられます。野球をご存じない方にも、以下の引用をお読みいただけたらと思います。(部分引用)。※文中、南海というのは今のソフトバンクホークスの前身。当時は大阪が本拠。

【引用開始】「世の中には言ってはいけないことがあるんです。その昔、稲尾和久が南海戦で力投していた試合でした。無失点の好投ですが、相手の杉浦投手も無失点。稲尾は1点が欲しいそぶりをチラチラ見せる。こっちも点を取ってやりたいけど、杉浦相手じゃそう簡単にはいかない。そのうち稲尾が2ラン(ホームラン)を打っちゃった。

 さあベンチに戻ってきた稲尾の吹くの吹かないの。「今日のMVPはオレだな」とふんぞり返ってる。これにアタマに来たのが中西太さん。「お前1人で野球やってるんじゃないぞ。さっきもファインプレーして助けてやったじゃないか。ようし、オレは三(塁)ゴロをエラーしてやる。」 ここでやめればよかったのに「なあ、トヨ」と太さんはオレに振ってきた。こっちも反射的に「ああ、オレもトンネルするぞ」。

 ところが実際にそうなっちゃったんです。9回の守り、まず中西さんがエラー。オレは「ものすごい言行一致だなあ」と驚きましたが、すぐ稲尾のところに行って「大丈夫、大丈夫」と慰めた。そのオレが次に本当にトンネル、これで稲尾は怒りました。「もう絶対にお前らを信用せん。許さん!」という顔です。

 ここで南海の鶴岡監督がいつもの強行策に出ていたら点が入っていたと俺は思う。ところがツルさん、同点狙いでバントで来た。稲尾は自分で捕って三封。次打者を二ゴロ併殺で試合終了。太さんとオレはホッとしたというより、ものすごい悔恨に襲われた。

 2人で「どうやって謝ろう」と考えましたよ。そして、無条件降伏でわびました。

 「ありそうなこと言っちゃいかんなあ」。これが2人の反省でした(稲尾はいまだに許しませんが)。【引用終了

 とても人間臭い話です。野武士軍団と言われた西鉄球団とはいえ、あのスーパーヒーローたちが、かようにも普通の人間臭かった人々だったのかと思うと、とてもシリアスな内容なのに、私は読んでいて不謹慎のそしりを覚悟しながら、笑みがこぼれました。

 でも笑みがこぼれながらも、最後のフレーズが胸にぐっさりときます。

「ありそうなこと言っちゃいかんなあ」(稲尾はいまだに許しませんが)

※(お知らせ)いま違法改築で報道の渦中にあるホテルチェーン「東横イン」は本校を含め東横学園、五島育英会、東急グループとは、いかなる意味においても全く関係のない会社です。問い合わせがございましたのでお知らせ致します。

※校長日記へコメントは、右上のプロフィール内メールアドレスへお願い致します。

※学校へのご質問ご要望ご意見はホームページメールボックスをご利用ください。

|

« 福沢諭吉のイソップ物語訳(齋藤孝教授著作より);平成18年1月29日の記事再掲 | トップページ | 12月28日の夕日in大倉山 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人間臭さと許されざること;平成18年2月6日の記事再掲:

« 福沢諭吉のイソップ物語訳(齋藤孝教授著作より);平成18年1月29日の記事再掲 | トップページ | 12月28日の夕日in大倉山 »