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2007年2月24日 (土)

カンボジアの道端にあるもの(執筆:樋口)

Phote1 バッタンバン州の中心部近くに来ると、国道沿いに左の写真のようなフルーツを売る屋台を見かけます。バッタンバンはオレンジが特産なのだそうです。オレンジや椰子の実が、文字通り山のように積んでありました。このバッタンバンに限らず、カンボジアではよく道路沿いに屋台が並んでいるのを見かけます。車で移動していると、時々屋台が集中して現れる場所があるので、それでどこかの町や集落に来たのだということが分かります。そういう場所にはその地方ごとの特産品が並んでいたりします。

Phote2 Phote3例えば、プルサット州やコンポンチュナン州の辺りでは、時々陶器を売っている屋台が並んでいるのを見かけました。また、プノンペンの南のカンダールの辺りでは、トウモロコシやサトウキビなどの屋台を見かけることがありました。(トウモロコシの屋台前を通り過ぎた時は朝が早かったので、ちょうど家族総出で店の準備に追われている時でした。カンボジアでは小さな子から年寄りまでがみんな協力して仕事をする姿をよく見かけました。この写真はあまり上手く撮れていないのが残念ですが・・・。)

Phote4Phote5 地域ごとに特産品の屋台が並ぶ一方で、逆にどこでもよく見かけるのはカフェや食べ物屋の屋台です。バイク天国カンボジアでは、このように休憩所としてのカフェにバイクが幾台も並ぶ光景をよく目にします。(閑散として暇そうなカフェも、その5倍くらいよく目にしますが・・・)そういうカフェなどの屋台で、左の写真(右側が拡大図)のようにコーラなどのビンが並んでいるのをよく見かけます。中に入っているのは黄色い液体なので、コーラではないようですが、きっと暑い国だからこんな風にジュースが売ってあるのだろうと思っていたら、ある時そのジュースのビンを逆さまにしてバイクの燃料タンクにドブドブと注入する光景を見かけました。このビンの中身は、何とガソリンだったのです。

Phote6左の写真はプノンペン市内で撮ったものですが、こういう簡易ガソリンスタンドが、道沿いの至る所で見受けられます。相場は大体3300~3800リエル(カンボジアの通貨単位)くらいです。1ドル≒4000リエルくらいですから、およそ100円でペットボトル1本分のガソリンが買えるのです。 随分安いなぁと驚きながら、ふと疑問を感じました。このガソリンはどこから仕入れているのか? 屋台はどう見ても個人販売だから、ガソリンスタンドから買ってきて小分けにするしかありません。では、こんな値段でどうやって儲けを出しているのでしょう。実はこれ、水を混ぜているそうなんです。実際、水(らしきもの)を公然とジャブジャブ大量に混ぜて撹拌している様子を見かけました。そう言われてみると、各屋台ごとに中身の色の濃さが違うような・・・。一般のカンボジア人は、全く気にせずこのピットを利用しています。(JHPさんでは、さすがにこういうところは利用せず、ガソリンスタンドを利用するそうですが、スタンドでも場所を選ばないと水が混ざっている危険性があるそうです。)当のバイクにとっては、本当に「天国」どころか・・・ですねぇ。

Phote7

Phote8 さて、カンボジアではその他にもいろいろなお店や光景を”道端”で見かけることができます。左側は床屋さんの写真。今まさに営業中です。右側は下校中の小学生。肩を組みながら帰る姿がほほえましいですが、こんな砂利道を二人とも裸足で歩いています。

Phote9私は車の窓から、カンボジア人の日常風景を実にたくさん見ることができました。それらは決して良い面・美しい面ばかりではありません。例えば左の写真のように、それは道端に捨てられたゴミの山であったりもします。(街中でもバイクや車から平気でゴミを捨てる姿を何度か目にしました。清潔さやマナーへの意識は日本よりもおそらく低いでしょう。)しかし、日本で見かけたら嫌な気分にしかならなかった道端のゴミも、カンボジアで見た時にはなぜか少しだけ許せるような気がしました。これは単なるセンチメンタリズムかもしれません。しかし、私はこのゴミの山にすら、たくましく生きようとする懸命なカンボジア人の姿が現れているような気がしてならないのです。カンボジアの道端には、カンボジア人の生活の全てがあるような気がします。(樋口)

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