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2007年3月31日 (土)

カンボジア視察旅行を終えて・・・/学校建設進捗状況と寄付のお願い(執筆:樋口)

Photh4_2カンボジア視察旅行を終えてから、すでに1ヶ月半が過ぎました。しかし、今でも私の心の中のどこか一部は、まだカンボジアに留まっている、そんな気持ちがしています。様々な印象深い出来事や光景に出会いましたが、特に心に残っているのは、昨日の記事に書いた「幸せの子どもの家」での出来事です。
Photj17_1
”Valentines day ♡ May you give me a _ !” この空欄には、ふつうなら ”chocolate” や ”flower” などの言葉が入るのでしょう。けれども、あの親子の姿を見たあとには、ここに入るべき言葉は”LOVE”以外にはないと感じました。実際われわれは皆、チョコレートや花束そのものが欲しいのではなく、それらを通して「愛情」を欲しているのです。
Photf19_1大倉山高校の50周年記念として、カンボジアに学校を建てるということが決まった時、ひょっとすると「なぜそんな遠くの国の関係のない子どものためにお金を使わなければならないのか。むしろ今この学校にいる生徒のために少しでも使えないのか。」そう思った方もいたかも知れません。けれども私はこういうお金の使い方の方が、生徒のためにする使い方としては、最善の方法だと思っています。私は生徒に「物」そのものをプレゼントするのではなく、「物」を通して手にすることのできるメッセージをプレゼントしたいと思います。
Photg6_2カンボジア社会は、これまでの記事に書いた通り、厳しい格差社会です。プノンペン市内では裕福な階級の子弟が、高価な携帯電話を片手にバイクに跨がり、恋人のために花束を買っています。その一方で、貧困のために離ればなれに暮らさなければならない親子がその瞬間にも生まれています。両者はすぐ近くに存在しながら、その間は信じられないくらい遠いのです。その溝を作っているのは、「無関心」という名の心の空洞です。遠いか近いか、そんなことは何も関係ないのです。
Photk1実は私たちも、プノンペンの裕福な人々と、そう変わりはありません。私だけは違うと胸を張って言える人など、誰一人居ないのです。私たちの身の回りにも、そういうたくさんの溝が存在しています。私たち自身、ふだんは自分のことばかりに精一杯で、「無関心」の海に溺れています。
Photj20けれどもそれは、なんと息の詰まることでしょう。自分のことだけに精一杯になり過ぎると、不思議なことに、まるで自分ばかりが割を食って不幸のような気がします。誰も自分を正当に評価してくれず、本来得るべき物を得られない、そんな不平不満で満たされます。でも、そんな時こそ、カンボジアの子ども達の無邪気な笑顔を想像してみて下さい。彼らの高らかな笑い声は、どんなに暗い気持ちも振り払ってくれます。
Photi21_2おそらくは、すべて次の言葉に集約されているのです。これはユダヤ人の古い格言です。「他人を幸せにするということは、香水を振りかけるようなものだ。振りかけるとき、自分にも数滴はかかる。」
以上で、私のカンボジア視察旅行記を終わりにしたいと思います。これまで読んでいただき、ありがとうございました。(樋口)

【ターナッ小学校新校舎建設資金(450万円)の使用明細】
 1.校舎(1棟4教室)・トイレ(1棟3室)の建設費…25,600ドル
 2.校舎内備品(机、椅子、黒板等) …2,900ドル
 3.井戸建設費…1,500ドル
 4.調査・管理費(上記計の20%)…6,000ドル
 5.贈呈品購入費・贈呈式補助費…500ドル
Photo_1   合計:36,500ドル
   =日本円換算:4,489,500円
   (1ドル=123円換算※送金手数料込)

【学校建設の進捗状況と予定】
Photo 3月 2日   建設会社との契約
 3月12日   学校関係者・地域住民との建設前ミーティング(右写真)
 3月20日前後 着工(建設中は、JHPによる月1〜2回の現地状況視察を実施)
 6月末日まで①校舎名の決定
         ②ドナー名(英語表記)の決定
         ③贈呈式の際のスピーチ原稿提出
 7月下旬ごろ 工事完了
 8月24日   贈呈式(現在、その前後3〜4泊の派遣旅行の日程を検討中)

【ご寄付のお願い】
ターナッ小学校は、まだまだ教育資材が不足しています。子ども達の読む本などは全くない状況です。そこで、英語の絵本を購入し、そこにクメール語に翻訳したシールを貼って、子ども達に贈りたいと考えています。そのための費用を皆様からご寄付いただきたいと考えております。ご賛同いただける方は、ぜひ下記口座までご寄付下さい。よろしくお願いいたします。(樋口)
  横浜銀行 大倉山支店 普通1486343
  名義:東横学園大倉山高等学校後援会

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