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2007年3月28日 (水)

プノンペンで見た景色(3) ~格差社会編~ (執筆:樋口)

Photi1_1Photi30_2プノンペン市内の中心部を車で走っていると、時々非常に立派な建物を目にします。それらの多くは外国大使館であることが多いのですが、時には大学だったり、海外資本の会社のビルだったりもします。これらの近代的な建物は、カンボジアの復興の象徴と言えるでしょう。

Photi10

そういう象徴的な建物の一つとして、私は市内でよく見かけるガソリンスタンドも加えておきたいと思います。その風情は場所により様々ですが、市内中心部では時々左の写真のようにとても立派なスタンドを見かけます。こちらは、文字通り市民に密接した「復興の象徴」です。

Photi9ガソリンスタンドには、大抵コンビニエンスストアが併設されており、市民の憩いの場所となっています。しかし、利用するお客は、比較的裕福な市民層が中心のようです。私もコンビニに入ってみましたが、売っている雑貨はどれも割高な輸入品ばかりでした。

Photi22_1Photi8_2以前、バレンタインデーの様子として紹介した写真(左側)も、ガソリンスタンド前の風景です。ガソリンスタンド内のコンビニは夜遅くまで開いているので、若者たちの集う場所となっています。高校生くらいの若者たちが、こうした場所で夜遅くまで遊んでいます。

Photi31街中を若者たちだけでたむろするカンボジアの学生の立ち居振る舞いは、少し大人びていて、日本の学生とあまり変わりがありません。彼らも裕福な階級の子弟なのでしょうか。聞くところによると、裕福層の中高生の中には、日本円にして何万円もする高価な最新式の携帯電話を持つ者さえいるそうです。

Photi3_1

Photi4_3しかし、そのような都会的な風景は市内の一部に限られています。プノンペンの復興は、まさに現在進行形で進んでいる最中です。中心部を少し離れると、すぐに左のような建設工事中の風景が目に飛び込んできます。

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Photi5そういう場所では、道端に捨てられたゴミの山をあさる痩せ牛の姿や、建築現場の瓦礫を遊び場にする子どもの姿に遭遇します。むしろこういう風景にこそ、復興途上にあるプノンペン市の姿が象徴的に現れています。

Photi15Photi14Photi26プノンペンでは、左の写真のような貧困家庭の景色が、比較的立派な建物の隙間から突如として現れます。まるでここだけは、復興から取り残されてしまったかのように。しかし、むしろカンボジアの多くの人達が、この貧困層です。

カンボジアの庶民は、この激しい「格差社会」の真っ直中を生きているのです。(樋口)

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