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2007年10月30日 (火)

カウンセリングマインドということ(その1)

071030tensi_no_hasigo ← 昼下がり、天使のはしごを見ることができました。

天使のはしごがどうして現れるか、科学的に知りたい方は、10月10日の校長日記に書いた大谷先生の化学の研究授業をお読みください。

■全教員研修会より■

 先週の土曜日、全教員研修会のことをご報告しましたが、そのハイライトともいうべき、服部先生・船戸先生・大谷先生のチームによるロールプレイイングによる発表が大変わかりやすく、またおもしろく構成されていましたので、3回に分けてお知らせします。

カウンセリングマインドとは何か(1)

 最近、<生徒指導におけるカウンセリングマインド>ということが強調されております。

 従来の、ともすれば<指示・命令にかたよった指導>ではなく、<傾聴・受容に重きをおく指導>のことです。傾聴・受容を通して<生徒の自覚・自律・自立>をうながす教員の姿勢・態勢がカウンセリングマインドです。

 カウンセリングマインドの手法としては、<コーチング>が大事だと言われます。

 コーチングとは、<一方的な指示、一方的な知識技能の伝達にかたよることをやめ>、それらを最小限にとどめ、<生徒が自分の持っている知識や技能のレベルまたは限界を知り、それらを伸ばすにはどうしたら良いか、自分で気がつくように手助け>することです。自分で気がつくから、伸ばす意欲がわいてくるわけです。

 しかし、コーチング手法は教員にとっては相当の力量が要求されます。教員の知識・技量は、今までより高いものが求められます。しかも、生徒を支援しつつ自分が限りなく伸びようとする向上心が求められます。<俺(私)の背中を見てついて来い(来なさい)>です。

 つまりコーチング技術を身につけることは、教員が、従来以上の高い資質を身につけるということにほかなりません。

 三先生による三本のロールプレイイングは、以上のことをよく捉えた三本のロールプレイイングでした。今日はまず、従来型のなかでも最悪のパターンをご紹介します。

  • 以下のロールプレイイング台本の著作権は、台本を書いた船戸優宏教諭にあります。無断使用厳禁です。類似改変による使用もお断りします。ご注意願います。

071030_071027kensyu2_hattori0001 生徒: 「先生、ちょっとよろしいでしょうか」

教師:  「何?私今忙しいのよ。用があるなら早くして」

生徒:  「すいません。ここの問題がよくわからないので」

教師:  「ええ、なに…。何よ、ここの問題授業中に解いたじゃないの」

生徒: 「ええ、そうなんですけど…」

教師: 「授業中何していたの。聞いていなかったの」

生徒: 「いや、聞いてはいたつもりなんですけど」

教師: 「聞いていたらわかるはずじゃないの。寝ていたんでしょ」

生徒: 「いや、そんなことは」

教師: 「じゃあ、なんで分からないの」

生徒: 「いや、先生の説明が途中で理解できなくなって…」

教師: 「(さえぎる形で)分からないなら何でその時すぐに質問しないの。放っておいたら余計分からなくなるでしょ」

生徒: 「いや、授業の進行を邪魔しては悪いと思って」

教師: 「言い訳言わないの。あなたはそうやって都合が悪くなるとすぐに言い訳をして、逃げようとする」

生徒: 「別に言い訳のつもりではなかったのですけど。ただ先生の説明はいつも一方的で、皆も何を目的に授業をしているのか分からないと…」

教師: 「何、私のせいだっていうの。だいたい皆って誰よ。ここに連れてきなさいよ」

生徒: 「そういうつもりで言ったのではないですけど」

教師: 「最近の子供たちっていつもそう。都合が悪くなると自分たちのことは棚に上げて何でもかんでも人のせい。だいたい授業なんて誰がやっても変わらないのよ。要は自分が勉強するかどうかなの。私が学生の頃は、先生に口答えするなんて考えられなかったわよ。大人に対して尊敬の念が足りないというか、だいたい親のしつけがなってないというか、『子は親の背中を見て育つ』って昔から言うけど、親の考え方がねじ曲がっているから子供の心もねじ曲がってしまうのよ。私がもし親だったら…」

生徒: 「(さえぎる形で)すいません。もう、いいです。(退出する)」

教師: 「ちょっと、まだ話の途中でしょ。戻ってきなさいよ。だいたい人にものを教わっておきながら、なんで「ありがとう」の一言も言えないのよ。やっぱり、親のしつけがなってないのね」

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