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2007年11月14日 (水)

研究授業(日本史)&缶アート代金&追悼稲尾投手

071114kumo0001 ←今日、夕方ちかく現れた雲です。巻層雲の一種のようです。

 昨日お約束した<樋渡カメラマンによる>放課後の写真掲載は明日に回させていただきます。申し訳ありません。

  • 今日はバスケットボール部のOG会が開かれました。お疲れ様でした。
  • 3Aの時事問題(土屋先生)の研究授業がありましたが、後日掲載します。

■哀悼稲尾和久投手■

 金田正一投手と並ぶ不世出の大投手、稲尾和久さんが70歳の「若さ」でお亡くなりになりました。

 西鉄ライオンズでチームメートだった豊田泰光さんが稲尾さんのことを書いておられた記事を紹介したことがあります(↓)。とても人間臭い話でしたが、故稲尾投手のご冥福を祈って再読したいと思います。

■研究授業:3A日本史(細野先生)■

071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_j      071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_9   12日に行われた授業ですが、今年の研究授業のなかで白眉をなす授業だったと言えます。

 もうずいぶん前から日本史の授業でも「モノを持ち込む」授業が大事だとされてきたのですが(モノ=考古出土品や古文書、その時代々々の生活用品など)、細野先生は教師になってからずっと、そのことを追求してきた先生です。

 細野先生が自腹をきって購入したもの、すぐ思い浮かんでくるだけでも・・・米俵、古銭、五榜の掲示、俵物、火起こし器、火打石・・・とたちどころに幾つも数えることができます。ほかにももっともっとたくさんあります。校長日記でもなんどか紹介してきましたので覚えておいでの方も多いでしょう。

071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_5 今日の授業は、明治維新の地租改正がテーマでしたが、地券を生徒に配布して授業が行われました。それも一種類ではなく多様な地券が配布されました。

071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_6071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_8 地租改正の狙いが何であったか、江戸時代の幕藩体制と明治維新後の資本主義経済の違いなどを復習する発問があったあと、細野先生よりモノが配布されました。

  • 上の地券の写真、最初の縦長の一枚は「壬申地券」。明治6年(干支=えとが「みずのえさる=壬申」の年)の地租改正の際に発行されたもの。あとの二枚は明治14年改正地券・・・<竹やりでどんと突き出す二部五厘>という川柳は、明治になって地価の三%の租税を金納させられるのでは食っていけないとして農民一揆がおきた結果、2.5%に税金が下げられたことをさす川柳です。その引き下げが書かれてあるのが改正地券です。

071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_2 細野先生が以上のことを発見させるべく発問します

071113071112hosono_nihonsi_kenky_10 「地券、皆さんに渡したものは同じではありません。隣の人のものと比較してください。どこが違っているか見つけてください」

071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_7 「名前が違う」「私のは山と書いてあるけど、○○さんのは、畑となっている」「お金の金額がちがう」・・・など、生徒たちは次々と発見していきます。

071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_4071113071112hosono_nihonsi_kenkyu_3 それらが意味するところを、細野先生が誘導しながらさらに生徒に気付かせ、板書として整理し、学習のまとめとする・・・実に練り上げられた授業でした。

071113071112hosono_nihonsi_kenky_11 「モノを持ち込む」授業は教師の側の入念な教材研究と授業組み立て準備がなければ、とかく「モノを見せびらかす」ことに終りがちなのですが、地券を使った今回の授業は、それを実によく使いこなした授業でした。

 細野先生に、授業後、「この一コマの授業のためにどのくらいの時間を費やしたか」尋ねたところ、ちょっと考えたあと、「少なくとも8時間は・・・」との答えでした。

071113071112hosono_nihonsi_kenky_12 本校で実施した一学期の「生徒による授業評価アンケート」と、それに基づく先生方の授業改善シートから導き出されたところでは「良い授業をするには、一コマにつき最低でも二時間の授業準備が必要」と出ましたが、今回の細野先生の授業はその4倍です。

071113_1112hosono_kenkyu_jugyo0001 やっぱり授業は準備です。そして教材の入念な研究です。それにはたいそうな時間とお金がかかりますので、生徒を思う情熱が基礎になければできません。いろいろな意味で私も大変勉強になった授業でした。

■カンアートに使った空き缶を売った代金■

Can_art  今回の研究授業を行った細野先生は生徒会顧問の先生。学園祭で同じく顧問の大谷先生と共にカンアート(←写真)を指導してくれました。

  • そのカンアートの空き缶を売った代金が生徒会掲示板に書かれていました。

071112can_art_akikan_daikin0001107kg(すごい!)で、1万710円とあります。

しかるべきところに寄付する予定です。

空き缶回収、アート制作にご協力いただいた皆さん、大変ありがとうございました。

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