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2008年3月 3日 (月)

卒業式(3月2日)送辞by学年主任古川明美教諭

           送       辞
 卒業おめでとう。

 寒い冬が過ぎて梅の花かおるこの良き日に、72名が巣立ちゆきます。

 三年前、入学してすぐの学年オリエンテーションでわたしが皆さんに、このように話したことを覚えていますか。

 「実は、わたしは、この東横学園大倉山高校を卒業しました。第一希望の公立高校を不合格となり、失意の気持ちで入学式に出席しました。しかし、3年間を経て、この学校でよかったと思って卒業することができました。

 皆さんのなかには、第一希望で入学した人もいれば、私の様に不本意なまま入学した人もいるでしょう。でも、今、気持ちを切り替えて下さい。前向きに歩みだして下さい。

 そして、私と同じように、この東横学園大倉山高等学校を卒業して良かったと思える高校生活を送って欲しいと願っています。私達、担任は、そのためならばいくらでも努力をします。」

 その入学式から一ヶ月、統合が発表されました。

 涙がとめどなく溢れるほどの悲しみでしたが、入学したての皆さんの不安からすれば取るに足りないと思いなおし、皆さんの不安を取り除くことに自分の力を注ごうと気持ちを固めました。

 それで、あなたがたが三年生になる一年半後のことを想像しました。そのときまでに、あなた達に、学校生活は一学年だけでも出来る、という自信をつけさせておく必要があると考えました。

 学年全員での取り組みを通して、自然に徐々に自信がつくようにしてあげたい、そのためには、今までの生徒以上に体験の場が必要だ。しかも、やってみたら楽しかったと思える体験でなければと思いました。

 その目標をもって、私は、さまざまなことに取り組み始めました。
 皆さんが旅立つにあたり、いっしょに振り返ってみたいと思います。

 私は、皆さんが1年生の夏に沖縄に行ってエイサーを学びました。二年生の学園祭で取り組むためです。また、一年生の秋から冬の雪国宿泊研修の宿探しを始めました。

 日常の学習では、2学期から学年の先生方が放課後の補習に取り組み、3学期からは大谷先生、樋口先生も取り組んでくださいました。

 一年生の11月に本校で初めてのブリティッシュ語学研修に行きましたね。みなさんにとっても、初めての宿泊行事であったため、本当にたのしそうでした。英語だけの生活は、とっても貴重な経験だったと思います。

 でも、2年生になってすぐの、県立三浦ふれあいの村での一泊研修は宿が不評でした。ですから、みなさんにも、お母さん方にも、冬の雪国体験の宿は交渉中であったにもかかわらず、「修学旅行、冬の研修と泊まる場所はだんだんよくなって行きますから、安心してください。」と言ってしまいました。

 その後、皆さんはどのように思われたでしょうか。

 11月の沖縄修学旅行では、美しく青い海、独特の文化と風土の沖縄を満喫しました。特に、レインコートを着て真っ暗なガマを体験し、安里さんのお話を聞いた後は、平和の大切さを改めて実感しました。

 2月の冬季宿泊研修では中越地震の被害にもあった豪雪地帯、津南に行きましたね。ある生徒は感想に、「私は、今まで、出来ないことは出来ない、と最初からあきらめていたが、今回のスキー教室で、あきらめる前にやってみることもいいもんだと分かった。」と書いてあり、やって良かったと思いました。

 3年生でも、ブリティッシュ研修に行きましたが、このときは、帰りのバスに魚谷先生が乗っていないのに気がついて、あわてて下車してから猛ダッシュして戻ったことを思い出します。

 5月の体育祭は、皆さんがやりたい競技は何か、そしてやりたい人は何人いるのかを調査してから種目を決めていましたね。他にも色々な工夫がされた充実した体育祭でした。
3年生では球技大会を2回行いましたが、それも楽しかった思い出です。

 そして何よりも、9月の学園祭は、お母さん、お父さん、卒業生の大きな協力を得て、皆さんはフル回転で取り組みました。その結果、大勢のお客さんから、皆さん72名を讃えていただける学園祭になりました。まさに、三年生になったら一学年72名だけでもすばらしいものを作り上げられることを証明した瞬間でした。

 このように、皆さんとの想い出を振り返っていると限りが無いほど、様々なことに取り組んできたことが思い出されてなりません。

 思い出していると涙が出てきて仕方がありません。

 皆さんはたった72人の生徒なのに、一人一人個性あふれる特徴がありました。
 いま、一人一人の名前を呼んで声をかけたい衝動にかられます。

 ただ、時間の余裕がなく、できないのがとても残念です。

 でも、私は、大倉山高校の最後の卒業生の学年主任として皆さんとともに過ごした激動の3年間は一生忘れないでしょう。

 どうぞ、身体を大事にして、未来をみつめて歩んでください。
 そして、疲れたときにはいつでも声をかけてください。
 まっています。

 最後に、この東横学園大倉山高校の生徒でいてくれてありがとう。
 今日のこの日を迎えられたことがとても嬉しいです。

 卒業おめでとう

             2008年3月2日
                       古川明美

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