特別講座≪化学を英語で学ぼう≫
「現代免疫物語ー花粉症や移植が教える生命の不思議」
- (日本経済新聞社出版:岸本忠三、中嶋彰共著)
本年卒業生の梶原さんに借りていた本です。昨日お返ししたのですが、全部は読みきれませんでした。
文中、やっぱり多田富雄先生のお名前が・・・、「やっぱり」と書いたのは、多田先生は免疫学の碩学でいらっしゃって、私はずいぶん前に著作を買ったことがあるからです。でも私には大変むずかしく途中で積読状態になりました。でも先生のお名前を見つけたときは懐かしい気持ちになりました。
- 梶原さんは帝京大学に進みますが、新入学生課題図書の一つに指定され、この本に挑戦したわけです。ずいぶん早くに読みきり、課題レポートも提出しております。レポートを読ませてもらいましたが、なかなかの出来栄えでした。こういう難しい課題を新入生に課す大学もなかなかならば、それを早々とやりとげる梶原さんもなかなか。
- 医薬系の学部ですので大変だとは思いますが、頑張ってください。
特別講座≪化学を英語で学ぼう≫
2月25日の講座です。
大谷先生(理科)、船戸先生(英語科)のチームティーチングでした。
特別講座ならではの授業だと思います。
・・・「学際」といって、違う領域の学問にまたがる研究や情報交換が重視されるようになって久しいですが、このお二人の先生の授業はそういうことにつながるかなぁと思いながら見学しました。
船戸先生が英文読解を指導しますが、化学の専門的な解釈が必要なところで、大谷先生が登場して、詳しい解説を加える。大谷先生が出てくるタイミングが難しいだろうなと思っていましたが、まったく授業の流れに違和感なく、「さぁ、それでは、こっちの方を見てください」と大谷先生。
すると船戸先生はぱっと口をつぐむ。なかなかどうして息のぴったり合いようでした。受講生も自然に大谷先生のほうに顔を向けるという具合。船戸大谷両先生の交友をもうかがわせる息の合い方でした。
この日の授業内容は、地球上における化石燃料消費と二酸化炭素排出量に関するもの。
人類発生以来の二酸化炭素排出のグラフも使いながら温暖化との関係が説明されました。いまや有名なグラフですが、産業革命以後になるとほぼ直角の勢いで二酸化炭素排出が急上昇しています。
しかも、この日は、実際に石炭(コークス、無煙炭など)や石油(原油、軽油、ガソリン)のサンプルを実際に手に取りながらの体感授業でした。
↓以下は授業資料。最初のは、化学における数の数え方。ラテン語だそうです。
- 1=モノ、2=ディ、3=トリ、4=テトラ・・・・・と数えることも教わりました。このラテン語は日常的に「モノトーン=一色」とか「デュオ=二人」というように使われています。
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