宇宙世界の成り立ちについて:その1≪日本人ノーベル賞同時受賞に関連して≫
←今朝、家の近くの空です。晩秋の突き抜けるような青天でした。ほんとうに雲ひとつない空に魅了されました。
さて、平成20年(2008)10月7日-8日に、相次いで飛び込んできた日本人ノーベル賞受賞のニュースは、暗い世相のなかで、日本人を勇気づけてくれるものでした。
ちょっと時期がずれた感もありますが、今日はその話題について。
湯川秀樹博士の日本人初受賞は、60年前、敗戦と戦後インフレで混乱をきわめていた日本人に勇気を与えたと言われますが、このたびの4人同時受賞(南部先生は今は米国籍なので正確には3人受賞)は、凶悪殺人や経済の大混乱の世相のなかに一筋の明るい話題を提供してくれました。
化学賞の下村先生が研究された「オワンクラゲ」は、その映像で私たちを和ませてくれましたが、今日は3博士の物理学賞に関して書きたいと思います。
- 資料として、後ろに、これまでの日本人受賞者一覧を掲載しておきます。
宇宙の成り立ちの不思議![]()
≪光あれ!と神が言われた。世界は昼と夜に分かれた。こうして世界は作られた≫・・・・・これは聖書が語る世界観です。世界は昼夜分裂せず一つだったことを示しています。
≪天地(あめつち)が初めて分れた≫・・・・・これは日本の古事記の冒頭に書かれてあります。世界の最初は天地の分裂がなく一体だったことを示しています。
洋の東西において、似たような世界観というのはおもしろいことです。
宗教を頑迷に否定する論者の中には、以上の「光あれ」や「天地分れし」という世界観を古代人の妄想と片付ける人もいますが、私は昔の人々の想像力には頭が下がります。
現代では誰もが知る「ビッグバン(大爆発)」のことを考えると、洋の東西を問わず、人の直感は、この世の始まりを感じ取っていたのだと恐れ入ります。
- ビッグバン・・・・・我々人間からみれば無限大に広がるこの宇宙も、わずか137億年前に、ある一点、ある一瞬のゆらぎと爆発から始まったと言われます。それがビッグバンと呼ばれています。
- 「わずか137億年」と書きましたが、わずかである筈がありません。実際には人間の感覚ではとてもつかめない途方もなく大昔です。「大昔」という表現もおかしなくらい感覚を超絶したかなたのことです。
- しかし、私はどうしても次のような感覚に陥ってしまうのです。それは、私たちが知っている数詞の単位は「億」の上にさらに、「兆・京・亥・ジョ・ジョウ・コウ・カン・・・・・無量大数」というように、ずっとずっと続くことから生じます。
- 「億」という数詞は一から数えて六番目に過ぎません。その後に15個も数詞単位が続きます。単位の順番としてはずっと小さい方なのです。
- そういうことを考えると、私には「137億年」という数字が「わずかなこと」に思えてくるのです。ただ、これは単位の作り方の問題なので、錯覚に過ぎないことは分かっています。
- それでも、「137億年前」という数字だけを聞くと、私には≪宇宙は始まってまだ間もないのだ。だから、人間が誕生した数百万年前なんて、ついこの間のことだ。だからこそ、人間は万能の存在というように、おごりたかぶってはならない≫と思うのです。
閑話休題、ちょっと話が、脇道にそれましたが、今回の南部先生、小林先生、益川先生らによる研究は、宇宙が始まったビッグバン直後の宇宙世界を解き明かすものだというのですから、びっくり仰天します。聖書や古事記の冒頭の記述に関わることだというのですから不思議な気持ちがします。
さて、ここまで書いただけで、ずいぶん紙幅を費やしました。
続きは後日にしたいと思います。
日本人ノーベル賞受賞者(南部陽一郎博士は現米国籍)![]()
2008物理学賞
南部 陽一郎
小林 誠
益川 敏英
2008化学賞
下村 脩
2002物理学賞
小柴 昌俊
2002化学賞
田中 耕一
2001化学賞
野依 良治
2002化学賞
白川 英樹
1994文学賞
大江 健三郎
1987生理学医学賞
利根川 進
1981化学賞
福井 謙一
1974平和賞
佐藤 栄作
1973物理学賞
江崎 玲於奈
1968文学賞
川端 康成
1965物理学賞
朝永 振一郎
1949物理学賞
湯川 秀樹
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