« 頑張れ!お母さんお父さん、支えようみんなで!やさしい社会作り | トップページ | 再掲:平成19年4月23日記事より(ネオテニーと子育てについて) »

2008年12月25日 (木)

その2:頑張れお母さんお父さん!≪バスの中にて:その2≫

今日の話題は昨日(←クリック)の続きです。

(2)席を譲るということ

 最近は子育てに関わるお父さんが増えてきました。

 通勤途上、よく見かける子連れのお父さんがいます。保育園に連れてゆくのでしょう、いつも赤ちゃんを乗せたベビーカーを押しています。

 近頃はその赤ちゃんが成長してよちよち歩きができるようになり、子供の手をとってバスを利用するようになりました。

 先日のことです。そのお父さんとよちよちした子供がバスに乗り込むと、優先席に座っていた高齢の男性がさっと席を立って「どうぞ、お掛けなさい」と言われるではないですか。そのお父さんは恐縮しながらも、素直に「ありがとうございます」と言って子供をひざに乗せて腰掛けました。

 たとい、幼子を連れた父親だとはいえ、高齢の男性が席を譲らずとも、優先席に座ったままでも決して誰も非難はしないと思います。それでも、「この局面ではこの父子のほうが自分よりも≪弱者≫である」とこの方は咄嗟(とっさ)の判断をされたのでしょう。

 実に見事な振る舞いだと感動致しました。同じケースで、果たして私にできることだろうかと自問自答しましたが、自信のある答えは出てきませんでした。

 ≪弱者≫を思いやるべきだということは、巷間、至極当たり前のことのように語られがちですが、実は、誰が弱者なのかというのは大変難しいことなのです。それは状況において判断されるべきもの(相対的なこと)で、ケースバイケースで大きく変動します。従って、弱者を大事にするということは、実は、咄嗟の判断力が大事であり、かつ、判断したら即座に、けれんみなく直ちに行動に移すことができなければならないわけです。そういうことを以上の高齢の方の行動によって勉強したように思います。

 この高齢の方に負けないように私たちも、子育てに≪奮闘中≫のお母さん、お父さんには社会のみんなが手を差し伸べることが大事なのだと思います。子育て環境が大変だと言われる昨今ですから、十分に心がけたいことです。

 ところで、子育てにおいて大事なのは、「赤ちゃんのときに注ぐ愛情」と「3歳を超えてからの躾」です。しかし、現実の子育てにおいては親に余裕がないため、この二つのことが大変難しい。

 赤ちゃんのときに愛情を注げず、また3歳を超えてから我が子のわがままに対して躾けられない・・・怒っては可哀相だとばかり見ぬ振りをしたり、逆に怒鳴り散らすだけだったり・・・どちらも躾けにはなりません。かといって、なかなか躾けというものは難しいものです。躾けをするには親に余裕が必要です。親に余裕があれば、しっかりと愛情を注ぎ、躾けもできます。そのために社会として私たちがお母さんお父さんを支えることが大事なのだと思います。

 皆さんも考えてみてください。そして子育て奮闘中の卒業生の皆さん、頑張ってくださいね。

|

« 頑張れ!お母さんお父さん、支えようみんなで!やさしい社会作り | トップページ | 再掲:平成19年4月23日記事より(ネオテニーと子育てについて) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: その2:頑張れお母さんお父さん!≪バスの中にて:その2≫:

« 頑張れ!お母さんお父さん、支えようみんなで!やさしい社会作り | トップページ | 再掲:平成19年4月23日記事より(ネオテニーと子育てについて) »