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2009年1月12日 (月)

成人式に向けて:校長訓示の再録

成人の日

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 成人の日を迎えました。休日ですが特別に成人を迎える卒業生の皆さんにメッセージを送りたいと思います。

 といいましても、過去の記事の再録です。平成19年5月17日の全校朝会でお話したことを少し変えて掲載します。

 成人すると選挙権を行使できるようになるわけですが、「協力共同」の精神を持たない選挙権行使は無責任でとても危険だと私は思っております。

 それらのことを考えるために、リンカーンの演説に関するエピソードを引いてみました。

 上の写真は、掲載当日(19年5月22日)の学校風景です。→順に(1)中間テストを受ける生徒、(2)その上を飛ぶ飛行船、(3)そして夕日。

■校長訓辞■

070517zenko_tyokai_koutyokunji_1 みなさん、少ない人数で本当にいろいろなことに取り組んでいる日々の姿を心強く拝見しています。みんなで協力しあって取り組む姿は私の目に尊く映ります。

 皆さんのように、何事もイベントを成功させるためには、「共同の精神」、「協力の精神」が必要です。

 でも世の中には共同の精神がなく、人が何かを始めると、それを冷やかすばかりで、まともに協力しようとしない人がいます。

 今日はそういうことについて話をします。

 皆さんは次の言葉をよく知っていると思います。

  人民の 人民による 人民のための政治

the goverment of the peaple, by the peaple, for the people

 皆さん、よくご存じのアメリカ合衆国第十六代大統領、アブラハム:リンカーン大統領の言葉です。

 日本が明治維新に向かう頃、アメリカは南北戦争という内戦を経験しました。その最大の激戦地であったゲティスバーグという場所で、リンカーン大統領が敵味方の区別無く戦死者をいたむ演説をしました。

 大変短い演説でしたが、その最後をしめくくった言葉が「人民の人民による人民のための政治」です。

 この言葉は、今や民主主義国家のあり方を示す最良の言葉として全世界を導く言葉になっています。民主主義といわれる国の教科書で、この言葉が載っていないものはないのではないでしょうか。

 それぐらい有名な素晴らしい言葉なのですが、実はリンカーン大統領がこの演説をした翌日のアメリカの新聞は、ほとんどの新聞がリンカーン大統領のこの名演説を冷やかし、からかったそうです。

 どの新聞も、「(大統領の演説は)たいくつで、うんざりした」、「みっともない表現だ」などと報道したと言います。

 いま全世界をリードする言葉になっている演説をけなした新聞記者は自分の短絡・不明について、草葉の陰で恥ずかしく思っていることでしょう。

 このエピソードから私たちが学ばなければならないのは、「口先だけで人をけなすな。口ではどんなことでも言える。大事なのは人に協力する、共同の精神を持つことである」ということです。

 共同の精神を持って建設的な意見をする、そうしてはじめて実現するのが「人民の人民による人民のための政治」です。

 そういう気持ちで、体育祭をみんなの力で成功させましょう。

※ 校長訓辞のリンカーン大統領演説に関する当時の新聞報道は、星新一編訳「アシモフ雑学コレクション」に載っているものですが、そのことをユリウスさんのブログ「もの言う翔年」5月13日によって教わり、活用させていただきました。記してお礼をもうし上げます。

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