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2009年11月16日 (月)

発想の仕方ということ≪最善と次善の策≫

今日は、web授業またはロングホームルームのつもりでお読みください。

「コップに入っている半分の水をどうとらえるか」という問題がありますね。

≪もう半分しか入っていない≫ととらえるのか、≪まだ半分も残っている≫ととらえるのか。あなたはどちらですか?という問題です。

 半分の水を取り巻く環境や条件を考慮に入れる必要がありますので、一律には答えられない問題ではあるのですが、しかし、≪まだ半分も残っている≫というとらえかたのほうが、勇気を奮い起してくれることは間違いありません。

 このことに関連して平成18年6月28日の校長訓辞をご覧に入れます。

 本ブログを始めてから≪2005年(平成17年)9月1日~≫、校長訓辞はだいたい掲載してきたつもりでしたが、掲載漏らしがあるようで、この校長訓辞もいくら探しても見つかりませんでした。

 最善の策だけに目を奪われると人間は駄目であるという教訓を伝えたつもりです。

困難に立ち向かう次善の策は最善の策をしのぐ
  ~平成18年6月28日の校長訓辞より~

 おはようございます。

 ただいま表彰式を行いましたが、体育祭、ほんとうにみんな頑張りました。
 お母さんやお父さんたちも感激したと口々に言っておられました。心からねぎらいたいと思います。お疲れ様でした。

 さて、きょうは時間もありませんので、先日の後援会総会でお母さん、お父さんにお伝えした言葉を紹介したいと思います。

 お母さん、お父さんにお伝えしたのは、

 「困難に立ち向かう次善の策は最善をしのぐ」という言葉です。

 最善というのは一番良いこと、理想、夢です。
 次善の策というのは、二番目に良いと思われる対策のことです。

 理想の実現は不可能、また次善の策も困難というときに、くじけてはならない。
 困難に立ち向かって次善の策を実現するように努力すれば、それは理想の実現よりも尊いことだという意味です。

 三年生は、いま、進路のことでいろいろ悩んでいるでしょう。

 理想はこの大学だけど絶対無理だから二番目に行きたい大学にしたいけど、これもなかなか難しいというように悩んでいたりすると思います。

 でも、困難に立ち向かう気持ちを持って、少々困難でも第二志望を次善の策として挑戦しましょう。きっと報われると思います。

 世界の発明王エジソンの言葉、

 「天才とは1%のひらめき(inspiration=インスピレーション)と99%の汗(perspiration=パースピレーション)である」

 というのは大変有名ですが、そのエジソンが次のように言っているのはご存知でしょうか。

 「ほとんど全ての人は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行き着き、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに・・・」

 この言葉も、とても示唆に富んだ言葉です。私は二つの意味があると思います。

 ひとつは、「人間、もう駄目だと思ったそのときが勝負どころだ。あきらめるな」という意味です。

 もう一つの意味は、「これ以上はできないという不可能なことにぶつかったときには、その不可能にぶつけようとするエネルギーをすべて次善の策に注ぎ込めば、素晴らしい成果が得られる」という意味です。

 皆さん、頑張っていきましょう。今日のお話を終わります。

※平成21年11月追記:統合発表後、有終の美を飾る取り組みをした大倉山高校47期生、48期生、49期生にとって、≪最善の策≫は大倉山の地から移転せずに永遠にその地に学校が存続するということでした。
 しかし、その≪最善の策≫をとることができませんでした。

 それでも生徒たちは、頭を切り替えて次善の策へ挑戦いたしました。
 たとえ、全校生徒数が年々少人数になろうとも、そこにどんな困難が生じようとも、学校行事をふくむ高校生活を立派に送るとともに、新たな進路を切り開いて旅立つという≪困難な次善の策≫に立ち向かったのです。

 その力が、見事な卒業、有終の美の完璧な実現へと結実いたしました。あらためて敬意を表し、書きとめておきたいと思います。そのお手伝いができたことが私ども教師にとって誇りです。本当に感謝致します。

 ≪最善の策≫を捨てて≪困難な次善の策≫へ向かうことができたのは、
 生徒たちの判断力が優れていたからです。人生において、判断力というの
がきわめて大事であるということを示してくれました。
 「判断力の欠けた勇気は蛮勇である」わけですが、大倉山高校生は蛮勇と
無縁でした。
 判断力を持たない蛮勇は必ず失敗に終わるということも示してくれました。

 貴重な教訓を得ることのできた三年間をこれからも忘れずに進みたいと
思います。

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