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2009年12月16日 (水)

五十年史巻頭言3 生徒会第49期 齋藤美紀会長 ≪大倉山五十年史vol.32≫

0810_50nensi_kantougen3_saitoumikik 心に永遠に生きる満開の山桜とにぎやかな学校、そして完全燃焼

 49期生徒会長 齋藤 美紀

 本記念誌の原稿依頼がきたとき、私は正直なところ書きたくありませんでした。書く事が嫌なのではなく「卒業する」ということと「学校が無くなる」という実感をまだ味わいたくなかったからです。

 入学してまもなく、初めての体育祭を目の前にして「統合」が発表され、普通の高校生から一瞬にして特別な高校生にかわってしまいました。様々な不安が頭をよぎり、何もかも嫌になりかけ転校を考えた事もありました。

 そこまで考えた私がこの学校の生徒でいようと思ったきっかけは『友達と先生方』です。こんなにも仲良くなれた友達がいるということ、そして生徒一人一人に親身になって接してくださる先生方がいるということに気付いたからです。

 一年生の二学期が終わりに近づいた頃、当時の鈴木生徒会長に生徒会役員に立候補してみないかと誘われたこときっかけで役員になり、新しい宮村生徒会長の下で一年間活動しました。

 初めての事だらけで何も分からず、ついていくことが精一杯でしたが、学校生活において改善すべき点はどこか等をみんなで案を出し合いました。二学年だけによる行事が最大の問題でしたが、人数に見合ったものに変える工夫をし、無事成功させることができました。

 任期はあっという間に終わり、再び生徒会選挙の時期がきて来期も役員をやるかどうか悩みました。でも、一学年だけになっても生徒みんなの力で充実した思い出の深い学校生活にしたいと考え、生徒会長に立候補しました。

 私を含め前生徒会役員4名と新たに加わった2名、計6名の役員で新たなスタートをきりました。私達の代では、一学年しかいない中で行事をどうするのかということに一番時間をかけて話し合いました。

 体育祭では、実行委員会の案で上位入賞に副賞を与える制度をつくるなど工夫をこらし、当日は一学年とは思えないほどおおいに盛り上がりました。学園祭では一学期から準備を始めることによりスタッフが少ないことを十分補うことができました。

 全校制作物「缶アート」では、缶の色だけで校章を描き出しました。たくさんの人の協力で生徒会室が缶いっぱいになり置き場に困るほどでした。缶を数え色分けすることが何より大変でしたが、今思うとその時間が一番充実していたように思います。

 こうして最後の学園祭は、例年以上に古川先生をはじめ先生方、卒業生、保護者の方々など大勢の人に支えられたものとなりました。しかし、この日を迎えるまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

 役員のほとんどが生徒会だけでなく部活を掛け持ちしています。学園祭が近づけば当然部活の準備も迫ってきます。でも、生徒会の仕事も山のようにあるのです。みんな自分のことで精一杯でした。

 そのせいか役員がなかなかまとまらず、生徒会長としての力不足を実感しました。

 本当に私が生徒会長になってよかったのだろうか、生徒会長になんてなるんじゃなかったと後悔したこともありました。何としてでも有終の美を飾らなくてはいけないというプレッシャーをいつのまにか自分にかけていました。

 そんな私を周りの人は助けてくれるのです。自分だってやることがあるはずなのに・・。多くの人に助けられ、支えられ、だから今の私がいるのだと、そして改めて仲間の大切さを知りました。

 当たり前のように過ごしていた日常が、永遠に続くように思えた日常が終わろうとしています。寂しさでいっぱいですが、満開の山桜と、にぎやかな学校は心の中に永遠に残ります。数少ない不易不変ではないでしょうか。私はこの不易不変を大事にしていこうと思います。

 最後になりますが、学校統合にあたり等々力校の方に継いで欲しい事は特に思い当たらないのです。

 それほど私たちは完全燃焼しました。

 大倉山生は大倉山生らしく、等々力生は等々力生らしくありのままでいることが良いと思います。これが私の3年間と最後の生徒会長としての願いです。  (以上)

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