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2010年7月 2日 (金)

私の大失敗@昨日のメールの卒業生に関連して<ありし日の母校番外編>

昨日(7月1日)の記事で、ある年の林間学校で私が大失敗をしたことがあり、それを記事にしますとお約束しましたが、さっそく本日、ご報告いたします。

学校教員をやっていて、一度も生徒の前で失敗したりヘマをしたりしなかったという人はいないと思いますが、私の場合、人よりも多いかもしれません。

学校教員の失敗やヘマが生徒の心身に重大な影響をおよぼしたり、教職員の組織的取り組みの足をひっぱったりするようなものであれば許されませんが、「ご愛嬌」レベルのものであれば、コミュニケーションの一つとして生徒が許してくれることも多くあります。

もちろん、そういうケースのものであっても、しょっちゅうヘマをしていると、それだけの教師とみられることになって「ご愛嬌」ですまされなくなりますが・・・何事もひどすぎると駄目ということですね。

さて、今回の私のケースがどちらかは読者の皆さまの判断にお任せすることにして、そのときの林間学校における私の失敗談を記していくことにいたします。

昭和の末から平成に入るごろからですが、本校の林間学校in白樺湖では「牧場体験」をするようになっておりました。一番最初は「長門牧場」、後年はもっぱら「鷹山牧場」を中心に体験活動を行ったのですが、その年は、ブルーベリー狩り、団扇(うちわ)づくり、勾玉(まがたま)づくり、豆腐づくりなどに分かれました。

私は豆腐作りの班に同行することとなり、生徒4名といっしょに気持ち躍らせて豆腐工場に向かったのです。

2007album_rinkangakko09 ←これが、そのときの模様です。卒業アルバム林間学校特集から持ってきました。黄色いエプロンが生徒と私。白いエプロンが指導してくださった地域のボランティアの方々。

豆腐作りの工程は、簡単に述べれば

  1. ゆであげた大豆をつぶして熱湯でさらにゆでる、
  2. それを袋に入れて絞り上げて、おからと豆乳に分ける、
  3. 豆乳にニガリを入れて固まり始めるのを待つ
  4. 固まり始めたところで、型枠に入れて完全に固まるのを待つ、
  5. 固まったら、型枠から取り出して水のなかにしばらくさらして完成。

どうってことのない工程ですね。ところが私は失敗、いや「大」失敗をしたのでした。

最初に言ってしまいますが、上記工程の4から5へ移るとき。

どういうことかというと、指導員の方が「型枠に入れたら、よく固まったかどうか確認してから、水の中まで運んでくださいね」という注意がありました。当然の注意ですね。「固まったかどうかは、型枠を持ちあげないで確認するのですよ」とも注意されました。これも当然の注意です。

さて、一人の生徒のものが固まり、水にさらす段階に進んだものですから、私は、どれ、これも固まったのではないかなと考えたのです。それで、型枠をつかんだ(と自分で思った)瞬間、なんと、型枠から豆乳がドバッと(文字通りドバッと)こぼれ出したのです。

私は何が何だかわからなくなって、頭はパニック。あとはどうなったかわかりません。

いっしょにいた生徒たちが、あとで、そのときの私の態度を再現してくれたところによれば、次のようなこと・・・

私「うわっ!! なんだなんだ、これは、いったい、なんなんだ、おいおい、おいおい」

生徒たち「えー、先生、何やってんの」

私「なんなんだ、おい、どうなってんだよ」

生徒たち「こぼしてんじゃない」

私「俺にはわからん、いったい、なんなんだ」

生徒たち「だから、先生がこぼしたんでしょ」

私「いやいや、いやいや」

生徒たち「だって、先生がつかんだんでしょ」

私「そうか」

あぁ恥ずかしいやりとりですね。今こうやって書いていても穴があったら入りたい心境です。自分でパニックになったのは覚えていますが、自分が発した言葉は覚えていないのです。それを、この生徒たち、Aさん、Kimiさん、Kiuさん、Tさんの4名には、後々まで、いろいろと言われ続けることになり、そうか、そういうように私は言っていたのかと人ごとのように覚えることになったのでした。

横にずらしてみるつもりが、型枠を持ちあげてしまったのですね。そして、中身は固まりきっていなかった。まことに面目ない失敗です。

ところが、これが実は単なる失敗ではなく「大」失敗だったのです。

その型枠の豆腐は、Kimiさんのものだったのです。私が作っているものだったらまだしも、人のものを、生徒のものを勝手に動かして台無しにしてしまったのです。面目ないではなく情けない失敗なのです。ああ穴に入りたい。

Kさんは、しょうがないなあといいつつ、さらりと(これも文字通り)許してくれました。教師の私にくらべて何と度量の広いことか、落ち着いていることか。

以上が私の失敗談ですが、あらためて、4名の皆さん、特にKimiさん、ごめんなさいでした。でも楽しい林間学校でした。

この林間学校の写真、後日、<ありし日の母校>として、卒業アルバムより掲載したいと思います。そのときに、何期生のものかがわかりますね。・・・あ、昨日のメールで分かっていますね・・・それなのに、今日の冒頭部分で、「ある年の林間学校」と思わせぶりに書いてしまい、これも私の間抜けなところです。

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コメント

お久しぶりです。
35期生、N.Sanaeです。
読んでて、吹き出してしまいました。
先生達の数々の(?)失敗談は、学生の頃から聞いてました。特に、面白かったのが、随分昔、北海道へ修学旅行に行ったときの話を字の上手なS先生より聞いてました。( ´艸`)プププ
特にS.T先生( ̄ー ̄)ニヤリ
でも、そんな愛嬌のある先生ばかりだったから、親しみあって、先生と生徒の距離が近く、相談事はしやすかったですね。大倉山の先生は、もちろん私達の先生ですが、時には親みたいな存在、時には友達のような存在(馴れ馴れしくすみません)、だったと私は思います。
楽しいお話ありがとうございました。

投稿: N.Sanae | 2010年7月17日 (土) 00:39

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