山上憶良
二子幼稚園の先生ブログに書いたことですが、お読みいただければと思います。
大倉山高校卒業生の皆さんのなかには子育て真っ最中の方もおられます。どうぞお読みください。
↓
http://www.tcu-futako.ed.jp/blog/2013/04/17/406/
山上憶良の次の歌を題材に書きましたので、↑ ご覧ください。
○憶良らは 今は罷らむ 子泣くらむ それその母も吾を待つらむぞ
(おくららは いまはまからむ 子泣くらむ それ その母もわれを待つらむぞ)
現代語訳:
私は 今帰宅するよ きっと子も泣いているだろう それにその母親(私の妻)も私を待っていることだろう
○銀も金も玉も 何せむに まされる宝 子に如かめやも
(しろがねも くがねも たまも 何せむに まされる宝 子にしかめやも)
現代語訳:
金銀も宝石も何になろうか どんなに優れた宝があったところで 私にとって こどもの方がはるかに上等だ
○瓜食めば こども念ほゆ 栗食めば まして偲はゆ
(うりはめば こどもおもほゆ くりはめば ましてしのばゆ)
現代語訳:
やわらかい瓜を食ったと聞いただけで こどものところに駆け付けたいほどこどもが思われてならないのに、固い栗を食べたと聞くと 気もそぞろになって ますますこどものことが偲ばれてならないよ
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