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2019年3月18日 (月)

【齋藤美紀49期生徒会長日記vol.86】
2007年(平成19年)12月27日朝日新聞記事「自殺は悪ではない」を読んで

   卒業式のシーズンとなりました。みなさんお元気ですか?私は4月に引っ越します。隣に(笑)ま、それはどうでもいいとして・・・。

   今回は自殺というテーマで日記を書きたいと思います。今から書く文は私が高校生の時、大学の「入学事前課題」として提出した作文です。

 なぜ今アップするのかというと最近自殺のニュースが多い気がするからです。つたない文章ですが読んでいただけたらとおもいます。

 この作文は、2007年(平成19年)12月27日朝日新聞の「自殺は悪ではない」という記事を元に書いた作文です。【ブログ管理者注: 以下、ブログの読みやすさを考えて、ブログ管理者の責任で改行しています。ご了承願います。】

 「自殺」という言葉を聞いて人はどのように思うのだろうか。「自殺」という言葉を聞くと大抵の人はマイナスのイメージを思い浮かべると思う。あるひとは自殺を卑怯だと言い、またあるひとは自殺をした人にあえて鞭を打つと言った。私は何か違う気がしていた。

 そんなときこの新聞記事に出会った。記事には人それぞれ悩みに対する大きさの違いや宗教的な自殺のとらえ方等が書いてある。この記事によると、一部のキリスト教やイスラム教では自殺者を犯罪者扱いしている。なぜなら、神から与えられた命を自ら絶つことは神への裏切りと考えられているのである。

 それに対し、仏教では自殺というのは悲しい行為ではあるが、誰かに謝罪する必要はないそうだ。 

 自殺はするものではないが、自殺をした理由が他の人から見れば小さな悩みだったかもしれない。しかし、自殺をした人にとっては大きな悩みであり、「自殺」という選択肢しか残されていなかった人に対し、厳しく言う必要はあるのだろうか。私はその必要は無いと思う。なぜなら、悩みに悩んで自殺をえらんだからである。

 残された者は、辛く、悲しく、寂しい。残した者も同じような、あるいはそれ以上の気持ちかもしれない。 

 この記事のタイトルのように、自殺は悪ではない。しかし、なぜ自殺なのか、なぜ死ななければならないのか、私には分からない。

 自殺を防ぐことはできないのだろうか。誰かに相談してみようと思わなかったのだろうか。なるべくなら自殺という道を選ばず、生きてほしい。生きることは、「苦」の連続ではある。でも「死」というものから一歩、いや半歩でもいい。さがって視野をひろげてみてほしい。

 なぜなら視野が広がれば選択肢も広がる可能性があるからである。私の友人は中学生の頃、部活の人間関係の事で悩んでいた。じっと我慢してそこに居続けるのか、自分がこの世から消えるのかのどちらかしかないと思っていたそうだ。

 でもあるとき「退部していい」という選択肢が現れた。どうして現れたのかというと自分が信頼している人に相談したからだという。それから友人は退部し、残りの学校生活を楽しんだ。友人は「私はひとりぼっちじゃなかった」と笑顔で私に言った。

 亡くなってしまった人に手を差し伸べることはできない。でも生きている人にはそれができる。私の友人のように信頼している人、あるいはそのような環境があれば、もしかしたら自殺は徐々に減ってくるのではないかと私は思う。 

 私はまだまだ人の心について、よくわからない。でも、いじめられたり涙がこぼれるほどの悲しい思いや、辛い経験をしたりしたことはある。これからも色々な経験をして、沢山の壁に突き当たることがあると思う。でも、その経験をめいっぱい吸収し、相手の気持ちにより添える人になれたらいいと思う。

                                      以上

 わたしは心理学科に進学し卒業しました。なので、最後のしめくくりの文が「相手の気持ちにより添える人になれたらいいと思う。」となっています。

 この作文の評価としては教授からの手書きのコメントが表紙に書いてあり、教授から許可を取ってないので文章は載せられませんが、とてもいい評価をいただきました。

 県立図書館などに行くと、過去の新聞記事が読めるのでぜひ探して記事を読んでみてください。記事が無いと伝わりづらい部分もあるかと思うので。新聞の記事はスクールカウンセラーだった山下先生からいただきました。作文は山下先生と国語の樋口先生に指導していただき、なんとかなりました。

 もし、この作文の一部の文章がだれかの助けになれたらと思います。

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