2008年3月 8日 (土)

華道作品&谷川俊太郎「生きる」写真詩集

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080307kado_misonosensei  卒業後も御園先生や金指先生の手で生け花が校内に飾られています。(写真は昨日もお出でくださった御園先生)

080226kado20080226_2 総計6283名の卒業生をはぐくんでくれたこの校舎を、最後の最後まで手を抜かずに飾ってくださることに心より感謝したいと思います。

080226kado20080226_1 校舎や大地も感謝していることと思います。

↓一番最後の写真は卒業式に間に合わせて、管理員の丸山さんが咲かせた山桜を生けなおしてくださったものです。

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camera谷川俊太郎「生きる」写真詩集by松本美枝子book

  • 以下の写真は、3月6日NHKテレビ画面を撮影したものです。

080306tanigawasyuntatou_ikiru2008_2 卒業式校長式辞で谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を朗読しましたが(←クリック)、その詩をもとに写真家の松本美枝子さんが編まれた≪「生きる」写真詩集≫という本が今月中旬、出版されるそうです。

080306tanigawasyuntatou_ikiru200803 そのことが昨日(3月6日)夕方、NHKテレビでドキュメントとして放映されました。

  • 放映のことは知りませんでしたが、魚谷先生が教えてくださって校長室で観ることができました。

 谷川俊太郎さんの「生きる」は教科書に載ったこともあります。とても教育力のある詩です。

 式辞でも申しましたが、「生きるということはこの世界すべてのこと(難しくは森羅万象といいます)と手をとり合うこと」です。

 どんな生命も己一個では生きることができません。必ず周囲と結ばなければ生きていけません。周囲というのは水や石ころなどの無生物も含めてのことです。

  •  昔の人は山や森、一本の木や一個の岩、川の流れなどに生命が宿っていると考え、神霊として祭りました。学問的にはアニミズムといいますが、自然すべてに支えられて人間や動物が生きられることを直感したわけです。古くさいと一笑に付してはならない大事な考えだと思います。

 そういうことを、やさしい言葉でおおらかにうたったのが谷川俊太郎さんの「生きる」だと私は思います。

  •  もちろん人は周囲の人とのつながりを大事にしなければ(感謝しなければ)生きていけません。それらを大事にしない(感謝しない)人は人から大事にされなくなります。

 松本美枝子さんは写真集の中に、自分のお父さんとそのお孫さんをツーショットで写していますが、「時代は続いていくものというのを一番象徴しやすい二人だと思った」と語られています。

  •  松本さんは、生命が横のつながり(同時代)だけではなく縦につながり流れていく(歴史)ということも表現されたわけです。

 出版されたら是非とも買い求めたい一冊です。

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2008年2月20日 (水)

新垣勉オペラ公演(その2)in保土ヶ谷アートホール

tulip華道の御園先生の作品confident

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note新垣勉オペラ公演(その2)notes

 その1から先にお読みください(←クリック:2月18日記事)

080216_0215aragakikouen_arthall_con  音楽とは不思議なものだと思いますね。

 音楽を聴くと、以前にそれを聴いたときの状況を思い出します。あの頃、聴いたなあと情景が思い浮かんできます。

 私も、思い出の情景と結びついている歌に、歌謡曲がありジャズがあり、・・・沖縄民謡があったりします。

 私は勉強はからっきし駄目だったんです。名前が「勉」なのに「勉強」が嫌い・・・成績は行進曲でしたね・・・イチニイチニ(1、2、1、2)。

 あるとき、音楽の授業で「しゃぼん玉」の歌を階名で覚えてきなさいという宿題が出されました。ドレミファソラシドで覚えておいでというわけです。

 僕は覚えていかなかった。お叱りを受けました。でも先輩が「階名を覚えられる方法があるよ」と教えてくれました。教室にベビーオルガンがありましたが、それを鳴らしているうちに、音が聞き分けられるようになってきたのです。それから音楽が好きになってきた。

 お叱りを受けたのがきっかけで好きになった。

 「しゃぼん玉」の歌は私にとって、そういう思い出につながる歌です。野口雨情作詞、中山晋平作曲です。

 野口雨情がこの歌を作ったのは、2歳になる娘さんを亡くして悲しみにひたっているときでした。人の世の無常を歌ったものです。

 しゃぼん玉は亡くした娘さんの魂のことですので、あんまり喜ぶような調子で歌うものじゃないんです。聴いてください。

 ♪しゃぼん玉(野口雨情作詞、中山晋平作曲)♪

 学習発表会の思い出と結びついている歌があります。古き良き歌で、「みかんの花咲く頃」。

 変声期というのがありますね。男のほうが遅くやってきますが、僕は中学一年で声変わりしました。三学期の学習発表会で「みかんの花咲く頃」をうたったので、僕はこの歌をきくと学習発表会と自分の変声期を思い出します。

 ♪みかんの花咲く頃(加藤省吾作詞・海沼実作曲)♪

 皆さん、人生は出会いで決まると言われます。
 皆さんにも、これまで、家族はもちろんですが、先生や友だち、いろいろな出会いがあったでしょう。

 でも、出会いには、そういう直接の出会いのほかに、いろいろなスタイルの出会いがあります。本との出会いもその一つです。

 最近は「活字ばなれの時代」と言われますが、本は読んだ方が良いと思います。

 僕は小さい時から点字で「フランダースの犬」を読んだり、いろんな偉人の伝記を読んだりしました。

 また少し成長してからは、ロシア文学に親しみました。ドストエフスキーの「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」、トルストイの「戦争と平和」などです。

 読書は感性をやしなってくれます。

 本に出会う、素敵な人に出会う、心温かい人に出会う・・・とても良い出会いです。もちろん嫌な出会いもあります。皆さんも、思い出したくない出会いもあったでしょう。

 しかし、それらの出会いすべてを通して、人は心の栄養をもらっているのです。人は良い出会いだけをすることはありえません。良い出会いを大事にしながら、嫌な出会いからも栄養をもらおうとすることが、人を豊かにすると思います。

 (2月22日記事=その3に続きます)←クリック

■卒業生ネットワーク 互助連絡板を作成しました■

↓下のURLをクリックしてください。

第1号記事として横浜中華街「謝甜記」を紹介しました。今後も追加してまいります。

皆様からも情報をお寄せ願います。卒業生のネットワークを広げ、お互いに利用しあえたら、大倉山卒業生の結束を強めるのに役立つと思います。

http://okurayama.way-nifty.com/sotugyosei/

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2008年2月 7日 (木)

最後の全校朝礼「学年主任古川明美先生の講話」&いけばな古流協会展

■いけばな古流協会展■

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本校華道をご指導いただいている古流創松会の直江先生の会の展覧会です。ぜひお出かけいただきたいと思います。

  • 2月6日~11日 松屋銀座8階催し物会場

■表彰式■

 080207zenkotyorei_eitango_kinnojoou ◎英単語コンテスト

  最優秀賞(金の女王) 3年C組 徳岡志織さん。初受賞です。

  •     残念ながら90点以上が表彰対象のため、銀の女王は該当者なしでした。

   080207zenkotyorei_3c20080207 最優秀クラス 3年C組 内田香帆さんが代表して表彰状を受け取りました。

 080207zenkotyorei_syodo_watanabe200 ◎神奈川県高等学校総合芸術祭「書道の部」

  高校文化連盟会長賞 3年C組 渡辺里菜さん

  渡辺里菜さんの表彰については、1月26日校長日記(←クリック)をご覧願います。

   
■全校朝会 古川明美先生の名講話■

  • 本日の校長訓辞は明日に回します。

 本校最後の全校朝会の教諭講話は学年主任の古川明美先生。
 最後にふさわしい名講話でした。

 しかも最後には先生のお好きな歌をアカペラで唄うという趣向に生徒たちからは手拍子と拍手喝采が沸き起こりました。

おはようございます。

 私も皆さんに話す言葉を校長先生と同じように教頭先生に書いていただきました。

 校長先生は皆さんに分けると言われましたが、私が書いてもらったものも価値あるものですので、私が大事にいただきます。(生徒笑。司会の樋口教務部長は思わず吹き出していました)

 080207zenkotyorei_kouwa_by_hurukawa さて、まず「事実と推測(考え)」という言葉についてお話します。

 私がこのことについて深く考えたのは、大学の教育原理で「関東大震災と朝鮮人虐殺」のことを学んだときです。

 関東大震災は、大正12年、1923年に起きていますが、そのとき、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という流言が飛んだのです。それはまったく本当のことではなくて嘘の情報でしたが、人々は嘘の方を信じて、朝鮮の人たちを虐殺したのです。

 つまり、事実でないことを信じて朝鮮の人たちに本当にひどいことをした人々がいたのです。

 普通の状況だったら、本当に毒が入っているかどうか、井戸の水をすくって魚を入れてみたりして確かめる方法を思いつくと思うのですが、大地震でみんなパニックに陥っているときには、そういうことも思いつかないまま、井戸の水に朝鮮人が毒を入れたということを鵜呑みにして、朝鮮人を見つけては殺すということが実際に起きたのです。

 以上のように、私は大学の教育原理の授業で、「事実でないことを、自分の推測、考えだけで行動してしまうことは大変こわいことだ」ということを学びました。

 皆さんは入学してまもなく統合という決定を知らされました。大変悲しかったと思います。私もとても悲しく涙がたくさん出ました。今でも涙が出てきます。

 でも、統合という覆ることのない事実を前にして、自分はどうしたら良いかということを考えました。あれこれ事実でないことを推測して行動するのではなく、自分は統合という現実に対して、皆さん生徒のために何ができるかということを考えました。

 そのとき、すぐに頭に浮かんだのは、次の学年方針でした。

080207zenkotyorei_kouwa_by_huruka_2  「できない理由を考える前にできるための方法を考えよう」

 私たち学年担任は、あなたたちが入学してくる前の三月に学年方針を立てました。

 そのときの一つがこの「できない理由を考える前にできるための方法を考えよう」でした。

 統合が発表になって、あなた方は最後には一学年だけの高校生活になってしまう・・・実は「先生、一学年だけでは体育祭はやらないんでしょ?」と言って来る生徒がいました。

 当時の3年生の10名程の生徒が調理室にいた私の所に来て、「先生はどう考えているのか知りたい」と言うので説明しました。そうしたら「私達、2年間先生と一緒にいて大好きだから、先生、頑張って」と言ってくれたのです。

 私はこの「できない理由を考える前にできるための方法を考えよう」に従って、いろいろと考え、提案してきました。

 皆さんは、修学旅行、冬季宿泊研修と体験して、この学年だけでもやっていかれると感じたと思います。三送会での全員による片付け、プール掃除等を経て、体育祭、学園祭も成功させました。

 皆さんが1年生の時、3年生だった茶道部のある卒業生は学園祭の野点風の仕立てをみて、「先生、私達もああいう風にやりたかった」と言い、同じくあなた方が1年生のとき3年生だった卒業生のお母さんは、「先生、今年の学園祭が一番素晴らしいですね」と言ってくださいました。学園祭終了後のアンケートでも、ほとんどの生徒の皆さんが「今年の学園祭が一番良かった」と答えています。

 どんなに苦しくても乗り越えようという気持ちが大事だと実感し続けたあなたたちとの三年間でした。

 そこで、次の言葉に移ります。

080207zenkotyorei_kouwa_by_huruka_3 「苦境を味わう気持ちになった時すでに問題は解決に向かっている」

 これは、アイシンバスケットボール部のチーム心得です。「ファイブ」という漫画がありますが、私の大好きな漫画です。

 バスケットボール部の伊藤さんが教えてくれたのですが、アイシンバスケットボール部は実在のチームなのだそうです。「え、じゃあ、あの漫画は実話なの?」・・・私はそれを知ってますますこの漫画が好きになりました。

 このバスケットボール部のチーム心得に「苦境を味わう気持ちになった時すでに問題は解決に向かっている」というのがあることを知って、とても素晴らしい言葉だなと思いました。

 統合の発表があって目の前が真暗になったけれども、皆さんと一緒に絶対に苦境を乗り越えてやると思ったとき、問題は解決に向かっていたということだと思いますが、みんな、本当に一生懸命がんばってきたと思います。

 卒業後、苦しいことに出会ったときは、ぜひ、この言葉を思い出して、乗り越えてほしいと思います。

 それでは、最後に、私が大学2年の時に「新入生歓迎会」でうたった歌を二つ唄います。

 (重永注:著作権配慮で冒頭のみ掲載します)

080207zenkotyorei_kouwa_by_huruka_4  ♪友よ 苦しい時 おまえに会いたい
  友よ 悲しい時 おまえに会いたい♪

 ♪友達はいいもんだ
 目と目でものがいえるんだ
 苦しい時は力になろう
 遠慮はいらない♪

■今日の暦の言葉■

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きょうは旧暦で正月元日。中国では「春節」といって、きょうが正月です。50年ぶりの大雪で帰省できない人が多数出たとニュースになっていましたね。

≪金で信用を作ろうと思うな 信用で金を作ろうと考えよ≫(テミストクレス 紀元前528ごろ~462ごろ ギリシャの政治家)

  • テミストクレスは古代アテネの政治家。アテネ海軍をギリシャ随一に育てた軍人としてペルシャ戦争に打ち勝つ功績を残しました。
  • しかし、独善的で名誉欲がひどかったため、陶片追放(とうへん追放)によってアテネから追放された政治家です。
  • ※陶片追放・・・古代ギリシャの民主主義の一制度で、民主政にとって危険だと思われる人物を選挙し、ある得票に達したらアテネから追放される制度です。おもしろい制度ですが、政争=権力闘争の具に堕したとも言われています)

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2008年1月28日 (月)

やっぱり大相撲 & 華道作品

  • 期末試験の週を迎えました。高校生活最後の試験です。皆さん、ぜひとも良い点数で有終の美をかざってください。
  • 期末試験が終ると、家庭学習期間に入り、登校日は数少なくなってきます。卒業式に向けて少しずつ気持ちを固めていきましょう。いよいよ卒業への最終コーナーがみえてきました。

■華道作品■

3A 齋藤美紀さん 3C 佐々木妙美さんの作品。そして先生方の作品です。

  • 齋藤さんは本日、生徒会長の「きまぐれ会長日記」を更新してくれました。
  • 明日掲載しますのでお楽しみに。

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最後の一枚は、佐々木さんの作品をとっているときに通った三人組。金子さん 町塚さん 二宮さん。ポーズをとってくれましたのでパチリとシャッターを切りました。

■大相撲東西横綱相星決戦■

080128_0127sumo_hakuho_asasyoryu__2 ← NHKテレビ(1月27日)より。白鵬関が優勝を決めた瞬間。

 いろいろといわれても、やっぱり大相撲ですね。昨日が初場所千秋楽でした。15日間札止め満員御礼で、最後は相星決戦で大いに盛り上がりました。

 横綱が二人ともモンゴル出身で日本人がいないのは寂しいという声もあります。うなづけなくはないのですが、私は、国技大相撲における横綱の使命を果たしてくれれば、どこの人が横綱でも満足すべきだという意見に傾きます。

 ≪帰ってきた朝青龍≫と形容したい今場所の西横綱でした。それに対して、≪大きくなった白鵬≫と呼びたい東横綱でした。

  •  身から出た錆び(さび)ではありましたが、朝青龍関は長い謹慎生活あけの久しぶりの土俵で相撲勘をとりもどすのに苦しみました。それでいながら白鵬関と相星で千秋楽までこぎつけたのは立派という以外にありません。
  •  見ようとりようによっては傍若無人といえる振る舞いがなくなっていないという報道もありますが、また「ヒール」(敵役)という見方もありますが、私は横綱として成長しているだろうと好意的に見守りたい立場です。・・・・・といいつつ「朝関、もう後ろ指をさされるようなことをするなよ」と祈る思いなのですが。
  •  ≪帰ってきた朝青龍≫を待っていたのは≪大きくなった白鵬≫でした。
  • 白鵬関は九州場所、優勝したとはいえ、その星数はまことに不満でした。朝青龍がいなければこれほど不甲斐ない横綱なのかとため息が出ました。でも今場所の白鵬関は違いましたね。「角界の新しい主役は私なのだ」という気概に満ちあふれた取り組みでした。九州場所からすれば本当に大きく成長した正横綱でした。

 青白時代(しょうはく時代)と呼ぶそうですが、このように両雄が並び立つと大相撲は人気が出てきます。わが日本の国技を盛り上げてくれるモンゴル出身の横綱に敬意をはらいながら今後も応援していきたいと思います。

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2008年1月21日 (月)

本校のマスコットアイドル

  • 今朝は雪が降るから対策を!と昨日から天気予報でうるさく流れていましたが、幸い、雪にならずに授業ができました。
  • 雪国とはちがって、南関東に住む私たちにとって雪は嬉しいものですが、この時季の雪は本校にとってあまり有難くない。今学期に入って月曜日の授業は今日が初めてでした。ですから、今日、大雪で休校となって授業を休まなければならないとすると、実は月曜日しかない授業は来週だけで期末試験となるのです。これは生徒の皆さんには大変な負担です。そういうわけで、雪は降らなくて良かったと思います。
  • 別の日に少々降ってくれるならば、美しい雪景色でいいのですけれど。

■本校のマスコットアイドル、みーちゃん■

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← 昼食購買部の佐藤牛乳店吉原さんのお孫さんです。

 昨年からたびたびお手伝いに来てくれています。

 にっこりしてね・・・と声をかけると、素敵な笑顔を作ってくれました。「おじいちゃん」(吉原さんはお若くしておられるので、おじいちゃんと書くのが気が引けますが)が、「にっこりってわかるようになったんだね・・・」と目を細めていらっしゃいました。

 本校の昼のマスコットアイドル、名前を「みーちゃん」といいます。

■華道作品■

3A 齋藤美紀さんの作品と3C佐々木妙美さんの作品

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そういえば、いままで一度も触れませんでしたが、齋藤美紀さんの「齋」の字は厳密には違っています。「齋」の上の部分中央が【Y】になっていますが、齋藤さんの場合、そこが【了】なのだそうです。第二水準漢字でも出てきませんので、便宜的に「齋」を使っていますことをご了解ください。   080121kado20080119  080121kado_up20080119

← 事務室前に飾られている生け花は梅の花がほころんできています。右側に拡大しましたので、よくご覧ください。

事務長によれば「冬至梅(とうじばい)」という品種だそうです。枝先のトゲがありません。

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.←バラやチューリップもお目見えです。

梅の花とあわせて春到来を告げてくれているかのようですが、外気はとても冷たい日々ですね。

 

■カンボジア地雷撤去活動■

昨年(平成19年)11月21日の校長日記で、生徒たちが学園祭で作った「カンアート」(空き缶で作った巨大絵画)のために集めた空き缶をCMCという団体に送ったことをお知らせしましたが、このたび、そのCMCさんから、活動内容をお知らせする資料が送られてきました。

080121cmc_jiraitekkyo20080121  それが生徒会掲示板に紹介されていましたので、掲載致します。

 ←写真下段中央に本が置いてありますが、カンボジア地雷のことを高校生が書いた絵や地雷とはどういうものか解説した文章などが載せられています。

 後日、生徒会より借りて、内容をご紹介したいと思います。お待ちください。

  • 1月23日訂正:上に「高校生が書いた絵」と書きましたが、「世界の有名作家が描いた漫画」の誤りでした。訂正してお詫びします。1月23日の校長日記でこの本のことを詳しく紹介しましたので、ご覧ください。

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2008年1月11日 (金)

小笠原会長のご挨拶(後援会報12月20日号より)

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←新横浜の夜景です。

 <今日の暦のことば>

 平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することがすなわち非凡なのである(アンドレ=ジイド 1869-1951年 フランスの小説家)

■華道作品■

順に次の方々の作品です。

3A 齋藤美紀さん  3C 永田真結さん  3C 岡芹愛美さん

3C 佐々木妙美さん  3C 畝原美穂さん

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佐々木さんの作品は昇降口に飾られましたので、始業式で私が述べた話に関連して揮毫していただいた佐野教頭先生の書が両脇を締めることになりました。

  •  露払いと太刀持ちを従えた横綱を仰ぎ見る気持ちで佐々木さんのお花をご覧ください。

■後援会小笠原会長のご挨拶■

 掲載が遅れましたが、2学期終業式に配布された後援会報巻頭に載せられた小笠原会長さんのご挨拶を掲載します。

 3学期-卒業式に向けて生徒を思いやる心情にあふれた文章だと思います。

   08011ogasawarakaicho_kouenkaihou 2学期を終えて
        後援会会長 小笠原 悦子

 早いもので、二学期も終ろうとしています。

 今年のとても暑い夏、子供たちは、自分たちの進路を固めるべく頑張ってきたと思います。

 卒業まで子供たちの健闘を見守りつつ、最後まで楽しい高校生活になるよう、引き続き保護者も応援していきたいと考えています。

 9月、生徒たちにとっても、大倉山高校にとっても最後の学園祭は、最後にふさわしくたくさんの来場者を迎えました。生徒たちは少ない人数ながら例年に勝るとも劣らない学園祭をつくりあげたと思っています。最後までやりとげるその姿勢は何にもかえがたく、大切なことであると思っています。

 我々後援会の出店も盛況のうちに終えることができました。何より無事終えることができたことに理事全員ほっと胸をなでおろしております。

 ご来場、ご協力いただきました多くの保護者の皆様に重ねてお礼申し上げます。

 各自の責任を全うするために、他の出店を充分楽しめなかった方もいらしたと思い、それは残念ではありましたが、有終の美にふさわしい学園祭であったことには満足しています。

 みなさま、お疲れ様でした、そしてありがとうございました。

 いよいよ子供たちの高校生活も残すところ二ヵ月半となりました。娘たちの高校生姿を見るのも残りわずかです。親としても感慨深い思いです。

 三月二日の卒業式には、全員が胸をはって「大倉山高校最後の卒業生」として立派に巣立っていくことを楽しみにしています。

 送ってくれる後輩はいないけれど、暖かく送り出してくれる先輩たちや先生や保護者がいますから、どうぞ安心して卒業を迎えてください。

 残りの大倉山高校生活を生徒も先生も保護者も有意義に過ごしましょう。

※小笠原会長さんはこのたび御同居の御義父上様(つまり生徒の早紀さんにとっては御祖父様)を亡くされました。心痛まれていることと存じます。深く哀悼の意を表し、御義父上様のご冥福をお祈り申し上げます。

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2007年12月 8日 (土)

第7代校長 高野陽一先生

  •  来週月曜日から期末試験です。頑張ってください。

 さて、今日12月8日は、太平洋戦争が大東亜戦争と名づけられて始まった日です。

 今朝の神奈川新聞コラムに

 「敗戦の日には今も政府主催の戦没者慰霊式典が行われるが、それに引き換え、なぜか開戦の日の『12月8日』は忘れ去られがりである。・・・この日を忘れるわけにはいくまい。・・・原因やきっかけは何だったのか。それを学び、『戦争と平和』の問題を考えることは今なお重要なことである」

 と書かれてあります。確かにそうですね。8月15日だけでなく12月8日も平和を考える日にしたいものです。

■華道作品■

今週の作品の中にはクリスマス仕様のものが飾られています。もうすぐクリスマスですね。

左から順に3A森美歩さん、3A齋藤美紀さん、3B荻原沙紀さん、3C佐々木妙美さんの作品です。名前のない作品は華道の先生の作。最後のクリスマスリースは用務員室のドアに飾られているものです。071208kado_3a_morimiho20071208 071208kado_3a_saitomiki20071208 071208kado_3b_hagiwarasaki20071208 071208kado_3c_sasakitaemi20071208 071208kado20071208 071208kado20071208_1 071208kado20071208_2

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■第7代校長 高野陽一先生のエッセイ■

昨日、久しぶりに五行歌を掲載しましたが、

今日は高野陽一先生の「花と詩」に関するエッセイをご紹介します。

 在校生の皆さんは直接は知らない方ですが、高野陽一先生は、本校第7代の校長です。昭和61年度から平成13年度まで16年間という長期にわたって本校校長をお務めになりました。

 大変博識な方でしたが、県私学協会の副理事長や横浜私学協会会長を勤められるなど、私学振興の方面でもご活躍なさり、平成9年、その功により文部大臣表彰をお受けになりました。

  • 旧制長岡高校(新潟県)から早稲田大学哲学科に進まれていますが、2001年(平成13年)、本校の文化講演会に櫻井よし子さんをお招きした折、櫻井さんが長岡高校出身であることが分かり、級友かのようにお話になっていたことを思い出します。
  • また長岡高校や早稲田時代の級友に、高橋治さんや半藤一利さんをはじめ名の売れた作家や評論家の方々がおられ、話の端々にその方々のお名前が出てくるのを聞いて、羨ましく思ったものです。

 もともとは武蔵工大附属中高校の教頭先生でしたが、昭和54年に本校教頭として赴任してこられ、以来、退職なさるまで本校をリードしていただきました。

  • 1993年上期の芥川賞作家(受賞作「寂寥郊野」)、吉目木晴彦さんは武蔵工大附属高校出身で高野先生の教え子です。吉目木さんが本校へ受賞挨拶にこられたとき、自分の教え子から芥川賞作家が誕生したことをたいそう喜んでおられました。

 ここにご紹介する高野先生のエッセイは私学教育研究所のホームページ(←クリック)
「はな・ひと・こころ」(←クリック)と題して平成9年から平成15年まで連載されたものです。高野先生は私学教育研究所の非常勤研究員、国語部会長でもいらっしゃいました
関係で同研究所のホームページ上に特別連載されました。

 もう78歳になられるはずですが、今、体調を崩されていると伺っています。そのため上記連載が休載になっています。ご快復をお祈り致します。

 上の文字をクリックしますと全文ご覧になれますが、以下に、ちょうど十年前(平成9年12月10日)の一遍を引用しておきます。 忘年会に関する俳句や詩を集めて、感想をお書きになったものです。

-年忘れ-

   もう始まっていることでしょうが、この時期、忘年会が盛んです。どうして、そんなに、一年間のことを忘れたいのか解りませんが、そういう口実で、多少ともつながりのある人々と、親睦の実を挙げたい、ということなのでしょう。

   最近の俊秀の作に、面白い作品がありました。

          先生の隣が空きし年忘
                         黛 まどか

  「御もっとも」ということです。が、ただ、当方には余り経験のないこと、というより私の場合は、勝手にそっちの方へ押しかける癖があるからでしょうか。
    ものの本によっては、忘年会とは「一年の無事息災を祝い合う会」という説明がされていますので、特に「忘れたいからの会」でもないようです。
     しかし。

          死にかけしこともありしが年忘れ
                       正岡 子規

   という作品もありますし、使われている漢字が漢字なのですから、仕方がありません。

          忘年や身ほとりのものすべて塵(ちり)
                       桂 信子

   という悟りの境地の方もあり

          秘めてある手品の種や年忘
                       田中 高志

   と楽しみにして、準備おさおさ怠りのない方、

          月まぶし忘年会を脱(のが)れ出て
                       相馬 遷子

   と迷惑がって居られる方などなど、忘年会をめぐっても、人さまざまなのが実態なのでしょう。
     とは言え、人間の思わくとは別に、「時」は、刻々と流れていきます。

             時は逝く
                       北原 白秋

      時は逝く、赤き蒸気の船腹の過ぎゆくごとく、
      穀倉(こくぐら)の夕日のほめき、
      黒猫の美しき耳鳴のごと、
      時は逝く、何時しらず、柔かに陰影(かげ)りてぞゆく。
      時は逝く、赤き蒸気の船腹の過ぎゆくごとく

                              (「思ひ出」、明44)

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2007年12月 3日 (月)

大倉山も紅葉まっさかり&華道作品

071203koyomi_himekuri20071203 ←いわれは知りませんが、今日はカレンダーの日だそうです。それで久しぶりに事務室窓口に掲示してある日めくり暦から<今日の言葉>を。

理想は持つべし追うべからず 実行の努力が実現する

とあります。「理想」は声高に求めると周りの人から嫌がられることがあります。黙ってこつこつと長期にわたって努力することが大事だという意味なのでしょう。「継続は力なり」ということに通じます。難しいことですが、受験の皆さん、こつこつとした積み重ねでがんばってほしいと思います。

■華道作品と屏風(びょうぶ)■

071203kado_sakuhin20071203以前、昇降口展示の華道作品が屏風でバックアップされていることを紹介しましたが、校長室前のものも、屏風が飾られました。

071203kado_sakuhin20071203_1校長室前のには、上からのぞくとよく分かりますが、佐野教頭筆で「華の宴」とかかれてあります(書は右側から読みますね)。

071203kado_sakuhin20071203_4この屏風、実は管理員の丸山さんのお手製だそうです。丸山さんの<仕事>は数々紹介してきましたが、これもまた見事なものですね。

茶道室のふすまを張り替えたときの「ふすま紙」が残っていたので、制作されたとのこと。ありがとうございました。

071203kado_sakuhin20071203_2071203kado_sakuhin20071203_3071203kado_sakuhin20071203_5華道作品は、順に、3C 岡芹愛美さん 3A 森美歩さん 3C 萩原沙紀さん 3C 佐々木妙美さん 3A 齋藤美紀さんのものです

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■大倉山公園の紅葉■

街中の紅葉もすっかり見頃になっています。

071203koyou_in_bairin_in_ame2000010 071203koyou_in_bairin_in_ame20000_3 今日、外出しましたので、帰校する前に、大倉山記念公園、梅林公園の紅葉を撮ろうと思っていましたら、あいにくの雨となりました。

071203koyou_in_bairin_in_ame20000_2 071203koyou_in_bairin_in_ame20000_4 それで車窓から少しだけ撮ってまいりました。

日に照らされていなくとも十分見ごたえがありますが、晴れたときに撮り直しに行きたいと思います。お楽しみに。

0712031129hinankunren_koyo20071129 ■学校の紅葉■

 左の写真は11月29日避難訓練のとき撮影した山桜と柿の紅葉ですが、学校のなかには他にも紅葉の名所があります。

071203koyou_in_kounai20071203 きょうは二箇所ご紹介します。

 まず、一枚目はホールから眺めるケヤキの紅葉(黄葉)です。窓いっぱいに広がっています。

071203koyou_in_kounai20071203_1 二枚目は三階廊下から眺められるお隣のお宅のもみじ

 松の青さともみじがコントラストをなして実に美しいです。

 071203koyou_in_kounai20071203_2ただ、これは階段窓から眺めたほうが見事です。

窓枠で切り取られた画面は一幅の絵をしのぎます。

いくら眺めても飽きがきません。

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2007年11月21日 (水)

カンボジア地雷撤去

071121fuji_0001071121kado_3c_sasaki_taemi0001  .

 今朝の富士

 3C佐々木妙美さんの華道作品

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■カンボジア地雷撤去費用として空き缶代金を寄付■

071121_0923can_art 071121_1112can_art_akikan_daikin000  11月12日の校長日記で、カンアートに使った空き缶の代金を知らせる生徒会掲示板のことを掲載しました。

 その代金1万710円の使途について、このたび生徒会で話し合われた結果、寄付する団体が決定しました。

 昨日付けの生徒会新聞(大倉山News Paper:近野友利さん筆)で報告されています。生徒会新聞には次のように書かれています。

 「どこの団体に寄付するのか検討した結果、『CMC:カンボジア地雷撤去キャンペーン』という団体に寄付することが決まりました。

 この団体に決めた理由は、皆さんからの『できるだけカンボジアのために使ってほしい』という意見を基にして、主にカンボジアの地雷撤去を行っているこの団体に決まりました。

 活動内容は前の行でも書きましたが、カンボジアの地雷撤去を主に行っていて、\100で1㎡の範囲を捜索して撤去することが出来ます。

 また、その他に講演会を開いたり、手足を無くした人の為の職業訓練センターを無償で運営しています。」

 本校が寄付する1万710円があれば、100㎡(30坪=60畳)の地雷を撤去できる計算になりますが、そういうことも調べ、全校生徒が「できるだけカンボジアのために使ってほしい」と思っているということを知り、とても嬉しく思います。

 後援会事業でカンボジアに学校を建設贈呈したことが生徒のなかにしっかり根付き、本校生徒のボランティア精神がカンボジアの人々に結びつくことを示すものです。

 大倉山高校生万歳。

 また1998年設立の団体で代表者が大谷賢二さんということも紹介されていたり、懇切丁重に、CMCのホームページアドレス(←クリック)も掲載されています。

 さっそく訪問してみたところ、この団体は全国の学校や団体を訪問して啓蒙講演をしているようです。学校だけをみても56校で実施しています。

 そういえば本校も、三年生が入学してくる前ですが、平成14年(2002)に文化講演会で地雷撤去をテーマに講師をお招きしたことがあります。「人道目的の地雷除去支援の会」(JAHDS)という団体(←クリック)でした。

 さまざまな団体が地雷撤去のために全世界で活動していることを改めて知ることができたとともに、過去において本校が取り組んできたことが今の三年生の活動に結びついていることを示してくれた今日の生徒会新聞でした。ありがとう。

 生徒会新聞の裏面では、視聴覚教室(東京宝塚劇場:来週11月27日(火))の内容が解説されています。皆さんとも楽しみなようです。演目は後日、掲載します。

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2007年11月16日 (金)

カウンセリングマインドということについて(3)

  • 本日、選択科目「オーラル」(英会話、ジェイミー先生)の研究授業がありましたが、明日掲載します。

■華道作品■

順に、3C佐々木妙美さん、3C萩原千里さん、3A齋藤美紀さん、3A森美歩さん、3C永田真結さん、3B井梅麻友子さんの作品です。

先頭の佐々木さんの作品は昇降口に飾ってありますが、屏風で囲ってあり品格が増していました。

071116kado071116kado0001 071116kado0001_1 071116kado2 071116kado3 071116kado4   071116kado0001_2

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■教員研修会より■

先生方の研修会の模様の最終回です。掲載が遅くなり申し訳ありません。

カウンセリングマインドについて服部、船戸、大谷の三先生がロールプレイイングで実に見事に演じてくれました。その理想の姿を本日掲載します。良くない例二本を未見の方は次の記事をご覧下さい。

  1. ロールプレイイング(1) 11月3日校長日記
  2. ロールプレイイング(2) 11月2日校長日記

<カウンセリングマインドによる生徒指導のあるべき姿>

 前2回をふまえて、最後は、①生徒を萎縮させず、②激励しつつ、③生徒本人の力を引き出すように誘導する、④しかし生徒に丸投げではなく、勘所はしっかりと教授する、⑤教師と生徒の信頼関係がおのずとできていくという理想的な姿が演じられました。

 前2回は先生方は自分に引き付けながらも大笑いで見ていましたが、今回は、「なるほど、なるほど」というようにうなづきながら見ていました。大変勉強になったロールプレイイングでした。三先生、ご苦労様でした。

  • 以下のロールプレイイング台本の著作権は、台本を書いた船戸優宏教諭にあります。無断使用厳禁です。類似改変による使用もお断りします。ご注意願います。

  ・・・・・・船戸・大谷両先生によるロールプレイイング・・・・・・

071116kyoin_kensyu_funato_ootani000 生徒: 「先生、ちょっとお時間よろしいでしょうか」

教師:「ん、何でしょう?」

生徒:「すいません。ここの問題を教えてもらいたいのですが」

教師:「なかなか熱心だね。ただ、その前にボタンをしっかりとめようか」

生徒:「あ、すいません」

教師:「うん、そのほうが清々しく見えるよ。それで、分からないところというのは?」

生徒:「すいません。これなんですけど」

教師:「どれどれ。次の文を英語に直せ。『私は彼のことはこれ以上知りません』。なるほど、これはこの間の授業でも取り扱ったやつだね」

生徒:「ええ、そうなんです」

教師:「どこか、分かりづらいところがあったかな」

生徒:「すいません。 ‘know’と’know of’の違いがいま一つつかめないんです」

教師:「なるほど。前置詞の有無だね」

生徒:「はい、そうです」

071116kyoin_kensyu_funato_ootani0_2 教師:「たとえば “I know President Bush.” と“I know about President Bush.” だとどうだろう。前者だと個人的に面識があり、「ああ、Bush。あいつのことはよくしってるよ」という感じかな。それに対して後者は「テレビや新聞を通じて間接的に知っているという意味で、「Bush?最近テレビでよく取り上げられているね」みたいな感じになるかな。

生徒:「なるほど、わかりました」

教師:「あと、きみの解答だと『私は彼のことは昔は知っていたけど、今はもう知らない』というように解釈されてしまう可能性があるよ」

生徒:「えっ、そうなんですか」

教師:「 ‘any more’の位置を考えてみようか」

生徒:「…」

教師:「そんな難しい顔をしなくてもいいよ。よく間違えることがあるところだから。ここに ‘any more’をおくと、 ‘know’と ‘about him’とどちらにかかっているかわかりづらいんだ。ここ以外だと、他にどこが考えられるかな?」

生徒:「では、 ‘about him’の直前などどうでしょう」

教師:「ご明答。そちらのほうが ‘about him’にかかっていることがはっきりするね」

生徒:「なるほど、わかりました」

教師:「ここまで理解できるのなら、ちょっと応用編をやってみようか」

生徒:「えっ」

071116kyoin_kensyu_funato_ootani0_3 教師:「大丈夫、君ならできるよ。他の表現は考えられないかな」

生徒:「…」

教師:「まず、日本語で言い回しを考えてみよう。『これ以上彼のことはこれ以上知らない』というのは逆に考えると、『これが…』

生徒:「うーん…、『彼について知っていることの全て』」

教師:「そうだね、なかなかセンスが身についてきたね。じゃあ、それを英語に直してみよう」

生徒:「えー、僕には無理だな」

教師:「本当かな。『これが全て』って英語でなんて言う?」

生徒:「 “This is all”ですか?」

教師:「そうだね。『彼について知っている』は?」

生徒:「 “I know about him.” 」

教師:「そうだね。さっきやったね。じゃあ、その2つをくっつけてごらん」

生徒:「 “This is all I know about him.” ですか」

教師:「ほら、できたじゃないか。今まで学んだ知識で十分解ける問題だろ。もともと君にはこのくらいできる力があるんだ。あとは経験の問題だよ。もっと自分の力を信じて、堂々と勉強してごらん」

生徒:「そうですね。ありがとうございます」

教師:「うん。また分からないところがあったら遠慮しないで聞きにおいで」

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